韓国が「超少子化」に揺れている。昨年、1人の女性が生涯に産むと見込まれる子どもの数を示す合計特殊出生率が0・84を記録した。1を割り込むのは3年連続で、経済協力開発機構(OECD)加盟37カ国では韓国だけ。日本の1・36(2019年)よりはるかに低い。
韓国の人口問題の専門家は、一般的に出生率1以下は戦争や大災害の最中でない限りありえないと指摘する。0・64のソウルは「戦時」状態といえる。
原因の一つは経済的な問題。韓国の多くの両親たちの願いは子どもをソウルの大学に送ること。小学校から複数の塾を掛け持ちし、塾代の負担は重い。大学に入っても安定した大企業や公務員への就職競争は激しい。大学も企業もソウルがすべてで、人口の半分近くがソウルと首都圏に住み、地価は高騰を続ける。ソウルのマンションの平均価格は約10億8100万ウォン(約1億円)にもなる。
イラストレーター、申ハヌルさん(33)は「教育にはお金がかかるし、住宅価格は高すぎる。出産が考えられないなら、そもそも結婚しなくていいと思うのは普通だ」と話す。彼女のような若者の間で今、「非婚世」というポッドキャストが人気という。恋愛や田舎暮らしなど「結婚しなくても幸せ」という生活を紹介する音声番組だ。
「結婚しないぞと決意するのが自分だけだと心もとない。でも『非婚世』を聴いていると結婚しなくても幸せになれると思える」と申さん。両親や祖父母の世代から「結婚しなければ」「もう結婚適齢期だ」という言葉を聞くたびに怒りがこみあげてきた。「いい相手がいれば選択の結果として結婚はするかもしれない。でも、子どもは産まない。仕事を通して得る成長が大事だし、余裕のある暮らしを楽しみたいから」
韓国人が消える事をわくわくして待ち望む今日この頃!
https://www.asahi.com/articles/DA3S14878355.html
出生率0% 目指し爆進中「非婚世」が流行する韓国 OECD唯一の0%台国家!
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