先日、韓国ドラマにはまっている日本の友人から電話がかかってきた。ドラマを見ながら感じた疑問をいくつか尋ねてきたが、「寿司や酒が出てくるのは大丈夫なの」という質問もあった。
不買運動の後、新型コロナウイルス感染症が流行して日韓間の往来が難しくなり、日本では韓国の現在の雰囲気が正確に伝えられていない。
◆「NiziU、反日のため韓国デビュー白紙」報道
それだけではない。韓国の「反日」が日本でよく報道される影響もある。その報道が事実ならやむを得ないが、誤報も多く、実際より強調されている場合が多い。
韓国でデビューすることになっていたのか記事を探しても確認できなかった。私が見る限り誤報だ。反論記事を書いたりしたが、NiziUが韓国の反日感情のためにデビューできずかわいそうだと考える日本人も多いだろう。
いったい「反日」とは何だろうか。最近、反日について考える機会があった。
ミニシアターで話題になった韓国映画がある。キム・ミレ監督のドキュメンタリー映画『東アジア反日武装戦線』(日本タイトル『狼をさがして』)だ。東アジア反日武装戦線は1970年代の三菱重工業爆破事件など連続企業爆破事件を起こした日本左翼グループだ。日本帝国主義による植民地支配や労働搾取を批判する目的だったが、過激な行動のため多くの死傷者が発生し、日本ではダブー視する事件となっている。
◆反日・嫌韓を利用する政治家・メディアを警戒
日本で日本人が日本の加害について批判する構図を見て、「それまで韓国は被害国とばかり考えていたが、加害国であるかもしれないという考えになった」ということだ。例えば東南アジアに進出した韓国企業による労働搾取など、韓国人が考えるべき韓国の加害もあると考えたのが、キム監督がこの映画を作った理由の一つだ。
「反日」や「嫌韓」は両国の政治家や照会数を増やしたいメディアによって利用されやすいという事実を忘れず国家を越えた広い視野で眺めれば、こじれるだけこじれた日韓関係を解く糸口でも見えるのではないうかと思う。
https://japanese.joins.com/JArticle/278460
【コラム】日本、韓国「反日」現象の誤報・誇張が依然として多い
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