https://rijs.fas.harvard.edu/ja/news/statement-reischauer-institute-japanese-studies-0
MARCH 15, 2021
エドウィン・O・ライシャワー日本研究所は、ハーバード大学の校訓である「Veritas」(ラテン語「真理」)に基づき、真理の追究に敬意を払うと同時に、高い水準での学問的誠実性の維持を推進して参ります。ハーバード大学ロースクール、J・マーク・ラムザイヤー教授による最近の出版物は、その学問的根拠に対して、ハーバード大学の日本研究者の間でも深刻な懸念が表明されています。
ライシャワー研究所所属のアンドルー・ゴードン教授は、ハーバード大学韓国研究所所属のカーター・エッカート教授とともに、2 月中旬、ラムザイヤー教授の論文を掲載した出版社に対し、正式な声明を提出致しました。また日本研究を行う国際的な研究者が、ラムザイヤー教授の主張の根拠となる実証的証拠を検討し、正式な反論を発表しました。そして、ハーバード大学ロースクール所属のジニー・ソク・ガーセン教授が執筆した、慰安婦問題の国際性とラムザイヤー教授の論文に対する学界の反応がまとめられた記事が公開され、韓国語及び日本語に翻訳されています。
ライシャワー研究所は、当該論文の出版社に対し、米国および海外の研究者により提起された懸念に対し十分に対応することを再度求めます。さらに私どもは、当研究所の掲げる知的交流と建設的な議論の促進という目標を再確認し、いかなる形の差別的言動、ハラスメント、脅迫についても、断固として反対します。
ライシャワー日本研究所からの声明
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