◆在韓米軍慰安婦
韓国では朝鮮戦争(1950~1953)後、外貨稼ぎのために在韓アメリカ軍兵士を相手に売春する韓国人女性「アメリカ軍慰安婦」を、国家が組織的に管理したことが分かっている。元慰安婦が韓国政府を相手に損害賠償を求めた訴訟はまだ係争中だ。
11月7日に韓国SBSテレビで放送されたドキュメンタリー番組「それが知りたい」のサブタイトルは「『花』に関する人権報告書2部~モンキーハウスと秘密の部屋」だった。京畿道楊州(ヤンジュ)にある2階建ての廃墟の正体を暴くことで始まるストーリーは、1960年代から在韓アメリカ軍兵士のための売春施設建設に、政府が関与した事実を明らかにした。
運営費と関連財源計約16億9500万ウォンのうち、確保された4億8200万ウォンの一部は「(大統領)閣下特別基金」から支援すると記録されている。また「長期的にアメリカ軍当局の住民対策を内務省で秘密裏に研究、計画すべきだ」との内容もある」
当時、ユ・スンヒ議員は「売春防止法の施行にもかかわらず、外貨稼ぎと在韓アメリカ軍のために、『基地村』が国家レベルで管理されていたという証言があったが、資料の発掘を通じて、深刻な人権侵害である監禁治療や、政府の直接介入が明らかになった」と述べている。
過去に『基地村』で「アメリカ軍慰安婦」として働いていた女性は2014年6月、「国家損害賠償請求」を求め提訴した。支援団体「性売買問題解決のための全国連帯」のホームページによると、当時の記者会見で彼女たちは「国は、私たちに『アメリカ軍兵士と戦うな』と教育しただけで、慰安婦がアメリカ軍兵士の犯罪にあったとき、私たちを守らなかった」と批判した。
「在韓米軍慰安婦とベトナムの韓国軍慰安婦」世界に認知されるのも時間の問題。
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