《ハートフルライフカウンセラー学院学院長の石川千鶴さんは、著書『人間関係の悩みをスッキリ解く 5つの公式』において、人の考え方は「自分否定タイプ」「他人否定タイプ」「世の中否定タイプ」の3つに分類できると示している。
新型コロナウイルスの感染拡大で、不安が広がるなかでSNS等で目立つようになった、攻撃的で他人の批判に終始する「他人否定タイプ」や、会社や国家を悲嘆する「世の中否定タイプ」ではないだろうか。しかし、それぞれの考え方が、エスカレートするとメンタルヘルスにおける心配も生じると石川さんは言う。
本稿では、そんな石川さんに作家エージェンシー代表でかつ自身も『花戦さ』などのヒット作品の著者でもある鬼塚忠さんが、この3つの考え方について詳しく聞いた。》
電車で他人に足を踏まれたら? から見える考え方の違い
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作家エージェンシー代表の鬼塚忠氏。自身は「自己否定タイプ」だと分析するが…
(鬼塚)石川先生は、人間はある出来事に直面した場合、対応するときのタイプから三つの性格に分かれると本で書かれています。
例えば、電車の車内で足を踏まれたとき、「あ、すみません」ととっさに自分が悪いと思い、謝る「自分否定タイプ」と、「ちょっと、痛いじゃないの」と足を踏んだ奴が悪いと考え、怒る「他人否定タイプ」。
それから、「この電車は混みすぎ、この鉄道会社は自分たちの利益しか考えていない」と世の中が悪いと考え、嘆く「世の中否定タイプ」の3タイプですよね。
(石川)はい、その通りなのですが、少し加えさせてください。どのタイプに属する人でも、「自分否定タイプ」「他人否定タイプ」「世の中否定タイプ」の3つをすべて持っています。
何事もない、心穏やかな時はこれらの3つの思考タイプは頭の中で仲良く共存しています。ですが、何か自分にとって不快な出来事に遭遇するとそのうち一つのタイプの考えが最初に表に出てきます。
それが考え方の癖です。性格と言ってもいいかもしれません。どのタイプが出てくるかは人それぞれです。https://news.yahoo.co.jp/articles/3fc2cc8d1b4176d242177fb6787282266f5c1538
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