2015年、慰安婦問題の「最終的不可逆的な解決」を目指し結ばれた日韓合意
最近、元慰安婦の金紅玉氏(仮名)が韓国の文喜相国会議長宛に書いた手紙がある。まだ議長に渡されてはいないが、その一節を紹介しよう。
〈2015年に日本から10億円をもらって元慰安婦のおばあさんたちに1億ウォンずつが渡されることになりました。尹美香から電話が来て、こう言われました。『おばあさん、日本のお金はもらわないでください。挺対協にお金が入れば、私たちから渡します』と話すのです。元慰安婦が絶対に受け取ることができないようにしたのです。私は悔しくて『受け取る』と言いました〉
文中から自らの意思を否定された口惜しさが滲み出ていた。2015年、慰安婦問題の「最終的不可逆的な解決」を目指し結ばれた日韓合意。
日本政府が拠出した10億円を財源に「和解・癒し財団」(現在は解散させられた)が設立され、元慰安婦には1人1億ウォン(約900万円)が支給されることが決まっていた。
注目すべきは「挺対協にお金が入れば、私たちから渡します」と尹美香に言われたという金紅玉氏の主張である。
きっかけは元慰安婦の李容洙(イ・ヨンス)氏の告発からだった。
5月7日に記者会見を行った李容洙氏は、「挺対協が(旧日本大使館前でデモを行う)水曜集会で集めた寄付金は、慰安婦のために使うべきなのに、使ってこなかった」などと糾弾し、韓国社会は騒然となったのだ。
金紅玉氏を取材したことがあった。
その経緯もあり、彼女の手紙を入手することが出来た。取材を行った2018年当時、金紅玉氏は私にこう話していた。
「日韓合意の話を聞いたときは、『ありがとうございます』という気持ちでした。日本が拠出した10億円は日本国民の税金だから日本国民にも感謝しています。辛い人生だったけど、支援金ももらって少しだけ心が軽くなった。多くのハルモニは、市民団体の外にいることを知って欲しい」
元慰安婦の本当の声は、市民団体によって歪められてきたのだ。
(赤石晋一郎『韓国人、韓国を叱る』著者、ジャーナリスト)
https://news.livedoor.com/article/detail/18285924/
従軍売春婦を利用した韓国ビジネスはそろそろ終焉を迎えるだろう。だんまりを決め込んだムンはまだまだ、反日政策をヤル気満々のようだが。
告発した元慰安婦「日本には感謝している」
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