2003年のSARS感染拡大の際にこれに発症した人たちには、今回の新型コロナウイルスへの免疫抗体がある可能性があることが、米国とスイスの研究者グループが実施した研究で明らかになった。研究結果が18日付の『ネイチャー』誌に発表された。
今回の研究により、急性呼吸器症候群を発症するSARSウイルスの感染は、S-100蛋白質に対する免疫抗体の製造を活性化させることが明らかとなった。
こうした免疫抗体（S309）の変種の1つが新型コロナウイルスの白蛋白質の領内を中和する能力をもつ。こうしたことから、SARSに感染した人たちは新型コロナウイルスに対する免疫をもつ可能性がある。
研究者によれば、こうした免疫抗体の混合は新型コロナウイルスの重症感染者の治療や、感染リスクの高い人たちへの発病の治療に適用しうる。
https://jp.sputniknews.com/covid-19/202005207468140/これだけ西洋と東洋で感染者数・犠牲者数に差がでれば考えて当然。
■【独自】未感染者の半数、すでに免疫？…他のコロナウイルス感染の経験影響か
https://www.yomiuri.co.jp/medical/20200519-OYT1T50048/
新型コロナウイルスにまだ感染していない人の約半数が、すでに免疫を一定程度持っている可能性があるとする研究結果を米ラホイヤ免疫研究所の研究チームが近く米科学誌セルで発表する。過去に他のコロナウイルスに感染した経験が影響したとみられている。感染や重症化をどの程度防ぐ力があるかは不明だ。こんなのもある。
■新型コロナ 1度感染のサル再感染せず 米ハーバード大など研究
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200521/k10012438701000.html
新型コロナウイルスに1度感染したサルは、免疫の働きによって再び感染しないことが確認されたとする研究成果をアメリカのハーバード大学などのグループがまとめました。研究グループは「免疫反応を利用した予防や治療の可能性を示す成果だ」としています。
ハーバード大学の医療センターなどの研究グループは、新型コロナウイルスを9匹のサルに感染させ、ひと月余りたってウイルスの遺伝子が検出されなくなったあと、サルの鼻や気管にウイルスを含んだ液体を注入して、経過を観察しました。
その結果、サルの体では、注入後からウイルスの遺伝子が速やかに減り始め、最も多い量を注入したものでも、2週間後には検出されなくなり、いずれも症状はほとんど見られなかったということです。コロナウイルスは７種類見つかっていて、そのうち厄介なのが、COVID-19(SARS-CoV2)、中東呼吸器症候群（MERS, MERS-CoV）、重症急性呼吸器症候群（SARS, SARS-CoV）。同じコロナウイルスであるため、交差免疫ができる可能性はある。
>>5
東京大学先端科学技術研究センターの児玉龍彦氏のグループが提唱するSARS-X仮説というのがあるんだよ。
「東京の感染者は8万人」抗体検査から推計 日本をコロナから守ったのはSARS-X?
ttps://news.yahoo.co.jp/byline/kimuramasato/20200520-00179344/
《「軽くて済んでいるという人は、すでにさまざまなコロナウイルスの亜型にかかっている。そういう方が東アジアに多いのではないか。特に沿海側に流行っている可能性があるのではないか」
「SARSの流行以来、実際にはさまざまなコロナウイルス（SARS-X）が東アジアに流行していた可能性があるのではないか」
「その結果として、欧米に比べて東アジアの感染が最初にIgGが出てくるような免疫を持っていた可能性があるのではないかということも考えられる」》>>6
補足すると、武漢は内陸部なので、SARS-Xの隠れ流行がなかった可能性が高いというのだよ。>>6
その仮説モデルで納得した？
SARS や MERS のような犠牲者が千人足らずで言われても、新型コロナウイルスさえはるかにその規模を超えている。さらにスペイン風邪や黒死病なんか完全に眼中にないみたいだし。
まず感染とワクチンの関係から。プロセスモデルとしては感染とワクチンは同じで、感染していくことによって抗原の威力を抑えている。だから離れたところでは「ウイルスがないからではなく」、微量でかつ時間をかけることにより抗体が作られる。これが集団感染の原理かな。これが成立しなければ今頃人間は絶滅している。ただこれでは人間側の被害が大きいのでワクチンがでてきた。
疫病レベルで言えばこうなるが、人は恒常的に微量な菌・ウイルスに晒され、時間をかけて識別し抗体を作っているというのが妥当かな。新型コロナですら昨年の終わりからずっと戦い続けていると思っている。微量でゆっくりだから発病には至らず、だるいとかどうも調子が悪いといったレベルで留まっている。でもその間、抗体形成のプロセスはずっと進行ていただろうね。
検出された陽性率で今後どれだけの被害になるか算出できるのだろうか？スペイン風邪の頃よりも医療技術・設備が整っているので３年はかからないだろうが、スウェーデンが想定している被害ではとても収まるとは思えない。東洋と西洋の差があるなら少なくとも影響関係にあるウイルスの分布ぐらい用意しないと誰も納得しないと思うよ。
もちろんこれはど素人の考えるモデルだけど、医学を専門としている人なら最低でも基本的な文脈の上に作用機序ぐらいのモデルは立ててほしい。>>9
「こんなのもありだよね」なら、それでいいと思う。
でもそれは「医学的仮説」とは言えないよ。
最初の画像は新型コロナの情報を人口順に並べ替え、１億人以上のデータを抽出したもの。犠牲者数が最大のアメリカと SARS の最初の発見国、中国を比較した場合、97倍もの差がある。それだけを見ればそういう仮説もあるかもしれない。次に最大(アメリカ)と最小(エチオピア)を比較すると7200倍ほどになる。検査数に差があるが中国の検査数がわからないのでとりあえず無視する。これって SARS を持ち出す必要があるのかな？免疫系は未知の部分が多すぎる。特にアフリカは他とは比較でないほどの本質的な差があると感じている。
次の画像は次のサイトを参照した。
■重症急性呼吸器症候群（SARS）の国別報告数のまとめ
http://idsc.nih.go.jp/disease/sars/cumm-0926.pdf
死者数の順位は中国(349)、香港(299)、カナダ(43)、台湾(37)、シンガポール(33)、ベトナム(5)、マレーシア(2)、フィリッピン(2)、タイ(2)、フランス(1)、南アフリカ(1)となっている。感染者数としては中国(5327)、香港(1755)、台湾(346)、カナダ(251)、シンガポール(238)と続き、数は少ないがオーストラリア、イタリア、スウェーデン、英国、米国も含まれる。
もし SARS による交差免疫仮説が正しいとするなら、この統計の説明が必要。ちなみにこの表には日本は含まれていない。
「ありかな」と「医学的仮説」は別物だよ。
「ありかな」レベルなら何も言うことはない。BCGの話とかもそうだけど、変な期待感持たせる仮説はやめて欲しいなぁ
防疫意識が緩んで感染拡大させかねない
2003年のSARS感染者に新型コロナの免疫 研究で確認
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