北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長の妹、金与正(キムヨジョン)党第1副部長は3日夜、同国のミサイル発射に憂慮を表明した韓国大統領府に対し、「3歳児並みだ」などと激しく非難する異例の談話を発表した。与正氏が談話を出すのは初めて。
与正氏は2018年の平昌冬季五輪開会式に出席するなど南北融和を演出してきた。今回の韓国非難は文在寅(ムンジェイン)政権に対するいら立ちに加え、米韓同盟を揺さぶる狙いも指摘される。兄の意向を代弁しているとみられ、体制内で一層存在感を増しそうだ。
談話は、短距離弾道ミサイルとみられる2発を発射した2日の砲撃訓練は自衛的行動だと強調。米韓軍事演習を繰り広げてきた韓国が中断を要求するのは「盗っ人たけだけしい」「南への憎悪と軽蔑をかき立てるだけだ」と批判した。
米韓が毎年春に実施している合同軍事演習を延期したのは新型コロナウイルスの感染拡大が理由であり、平和のためではないとけん制。一方で、憂慮表明が文大統領の「直接の立場表明でなかったことは幸いだ」とした。
与正氏は昨年末に党宣伝扇動部から、党中核である組織指導部に移ったとの見方が出ている。(共同)
https://www.nikkansports.com/general/news/202003040000082.html
【図星】正恩氏の妹「韓国大統領府と韓国人は、3歳児並みの知能である」
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