>>6
そのガクンとシフトチェンジした感じは
ドイツで完成されたクラシックの理論では「やってはいけない事」とされていたわけです。
理論から外れる音使いだったわけです。
でもドビュッシーの凄いところは…
「確かに音楽理論ではダメな音使いだよ。
でもぶっちゃけ音を聞いてどう思う?
美しいだろ?理論的には確かに間違っているけど
音が美しければ問題無いだろ?」
と言うのがドビュッシーの言いたい事なんです。
これが当時音楽上の大革命だったわけですね。
まあ簡単に言うとドビュッシーが出てきてから
ポップスなんかでよく行われるコード進行も
「別に音楽理論的に間違っていてもカッコよければ良いんじゃない?」ってことを初めてやったのが
このドビュッシーだったわけです。
まあだから当時はドビュッシーが熱狂的にもてはやされて
伝統的な音楽理論を推し進めたワーグナー一派と
全く新しいドビュッシー一派で争いが起きるようになったわけです。
まあドビュッシー以降から「近代」が始まったと言えるでしょうね。
だから一見難しそうに思えるドビュッシーの音楽も
割となんの前知識もなくただ響きの美しさと言うか
このふんわりした感じの音に乗っかればいいわけです。
それこそがドビュッシーの本当に言いたい事でありました^_^
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