たまに世間を騒がす事件が起きるとネット上やSNSでは変な噂、話を目にする。
「犯人は(在日)韓国人ではないか?」
という内容だ。警察の正式発表が遅れればその噂はもっと速く、もっと広く拡散する。そして、その風潮を批判、懸念する記事が複数のメディアにまた掲載される。私はそういう批判は有益な指摘だと思う。
しかし、その批判がいつも「ヘイトはやめましょう」「デマはダメですよ」のレベルで止まることには前から異議があった。問題の核心にもう少し踏み込んで欲しいと思うからだ。
根拠もなく「犯人は韓国人では?」と疑う人もいるのは事実で、そういう風潮は無くなって欲しいと願っているが、そもそもそれはメディアが本当の名前を報じて来なかったことが大きな原因だと思う。最初から実名報道をしていたら、そんな疑いの目も、憶測もなかったはずだ。
上記の記事のようにあるメディアは本名、あるメディアは通名で報じられると、また新しい韓国人に対する偏見(メディアが忖度する、韓国人を贔屓するという内容の偏見)が生まれることになる。メディアは偏見を無くすと言いながら、実は偏見を作っているのだ。
上のニュースは韓国でも「韓国系暴力団員」と報じられた。これだけネットが普及していて、自動翻訳も発達している時代に、韓国メディアさえ「韓国系」だと発信していることを日本のメディアが隠せると思っているのだろうか。むしろ、隠したメディアの信頼だけを失う結果になるのではないかと思う
http://agora-web.jp/archives/2043005.html
「犯人は韓国人」のデマ、日本の言論は無罪か:ありがた迷惑な通名報道
149
ツイートLINEお気に入り
113
36