韓国人の見る皇室

現在世界には26の皇室・王室が存在する。日本で即位パレードがあり、韓国人から「21世紀なのに」「未開だ！」などの文句を散見した。
１つリストをご覧いただきたい。

順位 国名（好き） 割合
1位 米国 21.5% 2位 オーストラリア 19.0%
3位 カナダ 8.0% 4位 スイス 7.4% 5位 イギリス 5.1%

これは韓国人が好きな国ランキングだ。この5位圏のうち3カ国には王が存在する。イギリス、カナダ、オーストラリアだ。
イギリス連邦加盟国のうち、15ヶ国がイギリス国王を元首とする立憲君主制（コモンウェルス・レルム）を採る。各国が完全な独立国で、独自の意志でイギリス国王個人を自国の国王に選んでいるものだ。例えばカナダにおけるエリザベス2世は、あくまでも「カナダ国王」であって「イギリス国王」として君臨しているわけではない。各国の王室を軽く紹介しよう。

イギリス 言わずと知れた英国王室。エリザベス2世が今現女王陛下である。ウィリアム王子とキャサリン妃の間にジョージ王子が誕生したことで、新たな歴史に約束できたところだ。

スペイン イサベル1世から650年の歴史がある。当時はカスティーリャ王国だったが。
日本の皇室と同じく、王に政治的権力はなく「国の象徴」として存在する。

オランダ 日本の皇室と同じ立憲君主制民主主義国家として、特に親密な関係で知られる。雅子皇后とオランダのマキシマ妃は、悩みを直接電話で話し合えるほどの仲。

モナコ アルベール2世公は国の4分の1相当の土地を所有する。元女優で母親のグレース・ケリー公妃のアメリカ・ペンシルベニア州フィラデルフィアにある家や、クラシックカーのコレクション、株、高価な切手のコレクションもその資産の一部だ。

ブータン 世界一幸福な国といわれるブータン。ワンチュク現第5代国王は日本でも有名。国王はタイ女性の間で大変人気であり、タイでは彼の写真集も発売される。2ヶ月ほど前に日本の秋篠宮家をご訪問。

ノルウェー、スウェーデン、デンマーク
北欧の先進国たちにも王室がある事実を韓国人は知るとよい。王室は継承という単なる歴史的事実で、それが前近代的ではないことぐらい世界を見れば分かるはず。そうと決めつけたいのは、単に日本に対してのコンプレックスだ。