米中間の衝突が強まるほど世界的に広く知られる用語がある。「トゥキディデスの罠」だ。紀元前5世紀のギリシャの歴史家トゥキディデスは都市国家アテネが浮上してスパルタと激突したペロポネソス戦争を目撃し、このように語った。「戦争が必然的だったのは、アテネの浮上とそれによりスパルタに生じた恐れのためだった」。
真理は時間を超越する。米国の著名な政治学者グレアム・アリソン・ハーバード大教授は、過去500年間に浮上した新興勢力が従来の支配勢力を脅かした16件の歴史的事例を分析した。その結果、16件のうち12件で戦争が起きた。戦争を避けた事例はわずか4件(25%)にすぎなかったということだ。アリソン教授は新興勢力と支配勢力が衝突するリスクが大きい状況を「トゥキディデスの罠」と定義し、この用語を世界的に広めた。
「平和と繁栄のための済州フォーラム」に出席するため訪韓したアリソン教授に先月30日、済州で会った。アリソン教授は「最近の米中葛藤も軍事的衝突につながる可能性が十分にある」とし「台湾と北朝鮮が導火線になる可能性が高い」と診断した。
--現在の米中貿易紛争は。
「今の状況は深い次元で進んでいる重要な力学関係の変化による症状と見るべきだ。中国の浮上で支配国家の米国と多くの分野で衝突する危険が高まった。貿易紛争もその一つだ。貿易紛争が魔術のように解決しても先端技術、その次は供給網(サプライチェーン)、海外投資などいくつかの分野に争いが広がるだろう」
--今回の米中葛藤は過去の米ソ間の冷戦とは異なるのか。
「新興勢力と支配勢力間の衝突は複雑性を帯びて、各事例が多様な形態で表れる。米国とソ連の冷戦は主に軍事安全保障分野に限られていた。しかし今回のケースは完全に違う。中国は世界経済の中枢だ。米国だけでなく欧州・日本・韓国・シンガポールなど複数の国の主要貿易相手国だ。このため米国と貿易葛藤が生じても、中国が世界経済から疎外されることはないだろう。それでもトゥキディデスの罠は米中間の基本的な力学関係として作動するのは間違いない」
https://japanese.joins.com/article/211/254211.html?servcode=A00§code=A00&cloc=jp|main|top_news韓国人に戦争をする覇気などない
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--こうした貿易葛藤が軍事的な衝突につながる可能性は。
「もちろん存在する。ほとんどすべてのケースで新興勢力と支配勢力はともに戦争を望んでいなかった。それでも第3国や偶然の事件が引き金になって武力衝突が発生した。第3国の行動に新興勢力が反応し、ここに支配勢力が対応し、状況が突然悪化するケースが多かった。1914年のオーストリア皇太子暗殺事件で第1次世界大戦が勃発したのもそうだ。米中間でも台湾問題が導火線になる可能性がある。最近ジョン・ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が台湾問題で声を高めている。1996年のような台湾と中国の緊張状態が米中間の衝突に発展することも考えられる。韓半島(朝鮮半島)も台湾に劣らず危険だ」
--北朝鮮も導火線になるということか。
「そうだ。現在進行中の平和的解決努力が失敗し、北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)実験をすれば、紛争が起こるリスクが高い。この場合、トランプ米大統領は北朝鮮を攻撃すると予想される。その場合、北朝鮮がソウルを攻撃し、『第2の朝鮮戦争』が勃発することになる。こうした状況で中国は傍観できず、米中間でも軍事的衝突が起こることになるだろう」
--そのほかの可能性は。
「偶然の事故が武力衝突に発展する可能性がある。現在、南シナ海では米国と中国の軍艦の間で力比べが見られる。一方の船が避けなければ衝突するしかない。一種のチキンゲームだ。実際に2001年には海南島付近で米軍の偵察機と中国の戦闘機が衝突した事件もあった。特に相手が自分たちを嫌うということを知れば、すべての行為を敵対的挑発と解釈しがちだ。誤解は事態を悪化させる主な要因となる」
--状況を悪化させる原因はほかにもあるのか。
「国内の政治もそうだ。政治的なパワーゲームになれば、反対派は執権勢力があまりにも消極的に対応していると批判するだろう。いま米国の民主党が中国に対して強力に対応していないとトランプ大統領を批判しているのが典型的な事例だ」朝鮮戦争で命を落とす動物や虫や植物の事を想うと心が痛む
カワウソなんて1匹で朝鮮人7000万人の命よりも価値のある動物
朝鮮戦争を再開するならアフリカの砂漠あたりでやって欲しい>>4
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--このような危険を避ける方法は。
「すべての当事者が現実を正確に認識することが最も重要だ。中国は急速に浮上し、注目を引くほどの成果を出した。ますます強大になり、米国の位置に近づいている。米国は従来の支配勢力として約70年間にわたり立派に世界秩序を維持してきた。世界はこの2つの事実をともに認めなければいけない。韓国と台湾が引き金になり得るという現実も認めるべきだ。したがって米中はともにこうした国で紛争が起きないように協力しなければいけない。不幸にも今の現実はその反対だ。双方ともに紛争をさらに悪化させている状況だ。南シナ海でも同じだ。したがって双方の誤解と感情を自制させる戦略的論理を開発する必要がある」
--具体的にどんな方法か。
「ジョン・F・ケネディ大統領と宋国の戦略から学ぶのがよい。ケネディはソ連を悪の帝国として強硬に対応した。しかし第3次世界大戦の直前まで進んだキューバミサイル危機を経験してからは考えを変えた。世の中には多様な存在が共存できると認め始めたのだ。宋は北方の遼が強大になると平和条約を締結して『競争的パートナー』関係を結んだ。ある分野では善意の競争をするものの、他方では協力する方式だ。米国と中国にはこのような知恵が必要だ」>>6
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--トランプ大統領は韓国側にファーウェイ(華為技術)の製品を買うなと要求するが。
「韓国は誰も望まない難しい状況で間に挟まれている。しかしトランプ大統領はこうした状況が続くことを望まないだろう。トゥキディデスの罠が根本的になくなることはないだろうが、6月末のG20首脳会議で米国と中国が暫定的に妥協するのではないだろうか」
--第2の韓国戦争を防ぐ方法は。
「最も重要なのは北朝鮮がICBM実験をしないようにすることだ。すべてのことを一度に解決するビッグディールは現実的でない。ビッグディールでなくとも里程標になるほどの措置がなければいけない。例えば北朝鮮は延辺(ヨンビョン)とは別の核物質生産施設を閉鎖する代わりに米国が制裁を緩和することだ。これを実現させるには文在寅(ムン・ジェイン)大統領が仲裁するのが最も望ましい。文大統領と金正恩委員長の間にはある程度の信頼があると見えるからだ。一方、米国と北朝鮮の間では対話が全くないと聞いた」
--「攻撃的現実主義(offensive realistt」学者のジョン・ミアシャイマー米シカゴ大学政治学部教授は軍備を増やして覇権を握ろうとするのが強大国の運命と見ている。このため米中間の衝突も避けられないと主張するが。
「必ずしもそうではない。力の均衡(balance of power)が作動したりもする。実際、欧州強大国間で合意があった1815年のウィーン体制から1914年の第1次世界大戦までは力の均衡が平和を維持させた。こうした状況よりも浮上する新興勢力が支配国家が築いた秩序を脅かす時がはるかに危険だ。今がまさにそうだ。誤解と感情が入り込み、新興勢力は支配国家の行動一つ一つを自分たちの浮上を阻む戦略と把握する。こうした観点で見ると、米国のファーウェイ制裁も中国が先端技術分野に進出するのを妨害するための作戦ということだ」>>7
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--習近平主席は、中国は米国の覇権に挑戦する意向がないため互いに協力して平和に共存する「ウィン・ウィン」状況が可能だという、いわゆる「新型大国関係」を主張したが。
「大胆で立派な発想だ。とはいえ、米国内では中国側のアイデアであり特に呼応がない。さらに内容をみると具体的なものがない。あたかも何も書かれていない黒板のようだ。さきほど述べた競争的パートナー関係がその代案になると見る」
--米中が衝突すれば核戦争で世界が滅亡するだろうが、戦争はあり得るのか。
「ワシントン・北京ともに軍事的衝突は自殺行為であることをよく知っている。核戦争に対する恐怖が世界の平和のための安全弁ということだ。しかし米ソともに核戦争の結果をよく知りながらもキューバミサイル危機は起きた」
◆グレアム・アリソン教授(79)=米国の代表的な国防・安全保障専門家。現在ハーバード大ケネディスクール教授で、1995年から2017年まで同大学ベルファー科学・国際問題研究所の所長を務めた。「トゥキディデスの罠」にはまった米国と中国は衝突する可能性が高いという内容の著書『米中戦争前夜――新旧大国を衝突させる歴史の法則と回避のシナリオ』(Destined for War)を2017年に出して世界的に注目を受けた。米ハーバード大で歴史学を専攻した後、英オックスフォード大で政治・経済学修士、ハーバード大で政治学博士学位を取得した。>>1
アメリカは世界中に喧嘩を売って(TPP・インド太平洋戦略、冷戦・ブロック経済……)
日本も保護主義で叩かれてる
イギリスのEU離脱で更に悪化する
米国1国だけで頑張るの?
バ韓国にアメリカの核兵器を置いて
中国・ロシアに向ければ、半島は安定すると思うよ第2次朝鮮戦争が起こっても韓国は当事国じゃないぞ。
当事国は日米vs北もしくは日米vs北南
ま、ソウルは北朝鮮から榴弾で攻撃されて火の海になるけどな。南朝鮮人が1千万人ぐらい死ぬのを覚悟すれば
北朝鮮問題はすぐに片付く
問題は中国だよな- 13名無し2019/06/07(Fri) 21:30:25(1/4)
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なんか…前世紀の歴史観に染まりきった人〜って感じだ
ケネディがキューバ危機を回避した、っても結局は先送りにしただけで、ソ連を崩壊させて冷戦を終わらせたのはスターウォーズ計画を推し進めたレーガンだし
あと宋は確かに遼や金と講和したけど実際にはものすごい屈辱的な条件と金で平和をある程度保ってただけだし、和平を結んだ相手を背信し挟撃しようとして怒りを買ったり、今の韓国みたいな八方美人で結局最後にはまとめてモンゴルに飲み込まれたわけだが…これを参考にするのは非常にまずいと思うよ--第2の韓国戦争を防ぐ方法は。
「最も重要なのは北朝鮮がICBM実験をしないようにすることだ。すべてのことを一度に解決するビッグディールは現実的でない。ビッグディールでなくとも里程標になるほどの措置がなければいけない。例えば北朝鮮は延辺(ヨンビョン)とは別の核物質生産施設を閉鎖する代わりに米国が制裁を緩和することだ。これを実現させるには文在寅(ムン・ジェイン)大統領が仲裁するのが最も望ましい。文大統領と金正恩委員長の間にはある程度の信頼があると見えるからだ。一方、米国と北朝鮮の間では対話が全くないと聞いた」
まあこんな頭お花畑な事言ってる時点で又聞きだけで自分で判断できて無さそうだし、どこが言わせてるのかバレバレなような…w- 16名無し2019/06/07(Fri) 21:42:15(2/4)
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- 17名無し2019/06/07(Fri) 21:47:39(3/4)
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>>9
連合国側の視点で見てますねこの人。
でも、実際ICBMなど発射したら韓国より先にアメリカが手を出し、必然的に韓国も巻き込まれることになるのではないでしょうか。第2も何も、まだ第1は終わってないぞw
朴槿恵の頃までは北が攻撃してきたら米軍にも被害が出て、なし崩し的に参戦せざるを得ないようにソウル近郊に基地作って、撤退しようとする度にゴネてたのに何を言っているんだろうか…w
- 22名無し2019/06/07(Fri) 23:59:57(4/4)
>>22
いやいや、朝鮮人たちが勝手に戦争初めてアメリカが巻き込まれたんだよ。>>22
そう思うんなら、大韓民国はとっとと米韓同盟を破棄して、独力で北朝鮮との統一を志向すべきだよね。
あ、だから文在寅大統領は……。>>22
金日成が攻め込んだのが朝鮮戦争の始まりだよ
<インタビュー>「北のICBM実験を防げなければ第2の朝鮮戦争」(1)
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