韓国の童話(昔話)

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  • 1寅がたばこ吸ってた時代2018/08/24(Fri) 19:47:44ID:Y3NTYwNjQ通報

    薔花と紅蓮。

    むかしむかし、平安道の鐵山というところのある村に
    ペ・ムリョン(�梺武龍)という名の村長がいました。

    村長にはチャンファ(薔花)とホンリョン(紅蓮)という
    たいへん美しい二人の娘がいました。

    村人たちの間でも村長の二人の娘の美しさは
    いつもウワサとなっていました。

  • 131寅がたばこ吸ってた時代2018/09/22(Sat) 18:43:08ID:k5ODQyMjY(18/64)NG通報

    洪吉童伝。

    休憩。

  • 132寅がたばこ吸ってた時代2018/09/22(Sat) 18:54:09ID:k5ODQyMjY(19/64)NG通報

    >>117
    確かに、日本人の忖度なんでしょう。

  • 133寅がたばこ吸ってた時代2018/09/22(Sat) 18:56:43ID:k5ODQyMjY(20/64)NG通報

    >>129
    確かに、日本人の忖度なんでしょう。

  • 134寅がたばこ吸ってた時代2018/09/22(Sat) 19:02:06ID:k5ODQyMjY(21/64)NG通報

    洪吉童伝。

    吉童は皆に武芸を教え軍法を馴らし一気に烏合の衆を規律整然たる軍隊に仕上げた.
    卓越な指揮官の訓練を経た山賊部隊は自信に満ち士気は天を衝く.ある日会議の時
    『私等は早くより陜川の海印寺を襲い寺の財宝を奪うべく調べましたが寺の警戒が厳しく手を着けかねていました、将軍のご意向はどうでしょうか.』
    『それは俺が手に入れる.お前達は指図通りにしろ.』
    洪吉童は盗賊の頭としての始めての仕事に乗りかかった.
    彼は青い羽織に黒の帯を締め驢馬に跨り数人の供を従え出発した.さながら良家の書生の出で立ちである.寺に乗り込み先ず住持を呼び.
    『某は漢陽の洪判書の倅ですがこの寺に逗留し科挙の勉強を致す積もりです.
    明日白米20石を供養しますからお納め下さい.』
    と言い、寺を一回り見た後数日後来ると約束をして帰った.
    戻った吉童は衆を集め作戦を指示した.

  • 135寅がたばこ吸ってた時代2018/09/22(Sat) 19:10:01ID:k5ODQyMjY(22/64)NG通報

    読んでる人いるの。

    洪吉童伝。

    本当にハングルで書かれた、最初の小説と言われてるけど、
    怪しい。

    日本人が書いたんじゃないの。

  • 136寅がたばこ吸ってた時代2018/09/22(Sat) 19:28:08ID:k5ODQyMjY(23/64)NG通報

    >>135

    本当にハングルで書かれた、最初の小説と言われてるけど、
    怪しい。

    日本人が書いたんじゃないの。

    だけどこれを、深く考察しない。

    韓国人が初めて書いたハングルの小説だとしましょう。

  • 137寅がたばこ吸ってた時代2018/09/22(Sat) 19:34:45ID:k5ODQyMjY(24/64)NG通報

    今日は土曜日だし3連休書けるだけ書くよ。

    洪吉童伝。

    つづき

    『明日は上等の白米20石を寺に収めよ.
    収めるとき住持に俺が行ったときにはこういう風にしなさいと言い含めさせ、決めた日、寺に行きかくかく致す.
    お前等は俺の合図にしかじかと致せ.』と、作戦を言い渡し準備を進めた.
    当日洪吉童は従者数十人を従えて堂々とお寺の山門を潜った.
    住持を始め寺の諸僧は列を成して貴公子を出迎えた.
    一介の書生を斯くも丁重に迎えるには訳がある.
    仏教は高麗朝の国教であった.
    高麗朝の中期までは仏教が精神的な支柱としての役割を充分に果たした.
    しかし政治も宗教もマンネリ化し腐敗し出し終には僧と王室とのスキャンダルまで生じ高麗朝崩壊の原因の一つになった.
    李朝はこれを警戒し建国始めより儒教を国の理念とし仏教を排斥した、所謂崇儒排仏政策である.
    この新しいイデオロギーは強権的政治と相俟って仏教界を圧迫し、ただ生き延びるために気息奄奄としていた時代である.
    だから教界内では高僧と崇められる和尚でも権力者の前では卑賎な存在でしかなかった.
    斯かる時代に王都の権門の子弟が莫大な供養米を惜しみなく出して部屋を借りると言うのだから全寺を挙げて優遇するのも当然である.
    お米を20石も持ちこんだのは自分と供の用のみならず寺全体の食料を受け持つと言う意味である.
    一介の書生が往来するのに数十人の従者を従えるのも不審に思うところか権力の強大さに威圧されたであろう.

  • 138寅がたばこ吸ってた時代2018/09/22(Sat) 19:36:53ID:k5ODQyMjY(25/64)NG通報

    洪吉童伝。

    吉童は老僧を呼びつけて問う。
    『送り申した米が不足では御座らぬか』
    『いや充分で御座います.まことに恐れ入っておりまする.
    さあ、こちらえどうぞ』と大広間に案内し吉童を上座に座らせ全ての僧侶が両側に並び座を占める.
    やがて精進料理の膳が出た.
    お椀に盛られたご飯の白さが目に眩しい.吉童はにこやかに微笑みながら言う.
    『皆、存分にお上がりなされ.米の心配はなさるな.』
    諸僧恐縮して
    『あり難く頂きます.
    南無阿弥陀仏』と口を揃えて礼を言う.
    皆が美味そうに食べている時吉童は密かに砂を口に入れて力強く噛んだ.
    "カチャッ"と音が響く、吉童は口の中のご飯をべっべっと吐き出し
    『無礼者.お前等が拙者をこのように粗末に扱うとは忍び得ぬ侮辱じゃ.許し置けぬ。』と大いに怒り侍立している供の者に命じた.
    『こいつ等を一人残らず縛り上げろ』
    命令一下電光石火の如く諸僧を縛り数珠繋ぎにした.然る後、吉童を始め従者は庭に下りた.

  • 139寅がたばこ吸ってた時代2018/09/22(Sat) 19:38:42ID:k5ODQyMjY(26/64)NG通報

    洪吉童伝。

    活貧党うまれる

    その時何処から出て来たのか数百の群れが寺に現れ秘蔵の財宝を手当たり次第に運び出すのであった.
    僧侶たちは縛られているのでどうすることも出来ない.
    ただ声を張り上げて罵るのみである.
    山に焚き木を取りに行っていた寺の雑役の爺がこれを見て官家に飛んで行って届けだので急遽官軍が出動に及んだが寺に着いたときには賊の群れは既に引き上げた後だった.
    捕校は
    『未だ遠くまでは行かない筈、追いかけて捕らえろ.』と先頭に立って追跡した.
    道が二つに分かれた地点に一人の老僧が立っていて声を張り上げ
    『賊は北の谷の方に行きました.はよう行って捕まえなされ.』と教えてくれる.
    官軍は逮捕間近しと北の方に殺到した.
    その老僧は吉童が変装した姿とはつゆ知らずに.

  • 140寅がたばこ吸ってた時代2018/09/22(Sat) 19:41:20ID:k5ODQyMjY(27/64)NG通報

    休憩。

    洪吉童伝。

    自分で書いてて最近面白くなった。

    韓国人読め。

  • 141寅がたばこ吸ってた時代2018/09/22(Sat) 19:51:27ID:k5ODQyMjY(28/64)NG通報

    洪吉童伝。

    これに関して、韓国人の反応なし。
    洪吉童の観光名所でも無いの?

  • 142寅がたばこ吸ってた時代2018/09/22(Sat) 19:58:12ID:k5ODQyMjY(29/64)NG通報

    洪吉童伝。

    吉童が部下の一行を南の大路に行かせ老僧に変装し官軍の追跡を巧みに交わして根拠地に戻ったときには贓物の整理も済み落ち着いた時だった.
    一同出迎えて吉童を称えた.
    『男児其れほどの知恵も無くして如何に衆人の頭と言えよう.』と大笑いした.
    その後吉童は山賊の集団を"活貧党"と名つけ盗賊の進むべく方向を示すと同時に大義名分を高く掲げ盗賊の犯罪行為を社会反抗、社会改革の行動隊としての名分を与えた.
    組織化した行動も大袈裟で朝鮮8道各地の腐敗官僚の黒い財産、豪族の良民を収奪した財産等を専門に奪い貧民に分け与え国家の正当な財政には手を着けなかった
    .隷下の犯罪者共も彼に教化されひねくれた暗い翳りが無くなり社会を変える革命家のような自負心を持ち張り切っていた. 
    或る日一同に『咸鏡道の観察使(道知事)なるものが大変な貪官汚吏で浚民膏澤が甚だしいと言う.
    これは許されない.天誅を加えるべきだ.諸君は我が輩の作戦通りに行えよ.』と作戦を言い渡した.
    活貧党の勇士は商人や易者などさまざまに変装して咸鏡城に潜入した.或る晩南門外に大火が起きた.
    咸鏡監司(観察使、道伯)は大いに驚き急遽官属を召集し総出で鎮火に当たらせた.
    城中はごったかえしの大混乱に陥った.
    その隙に数百の活貧党員は官庫を打ち破り糧穀と武器を奪取して北門から逃げた.平素進退の訓練を重ねた甲斐有って一糸乱れぬ鮮やかな行動であった。
    まさに朝鮮版水滸伝と言う所である.

  • 143寅がたばこ吸ってた時代2018/09/22(Sat) 20:00:39ID:k5ODQyMjY(30/64)NG通報

    また休憩。

    白い韓国の白いトラの話を書きたい。

  • 144寅がたばこ吸ってた時代2018/09/22(Sat) 20:05:37ID:k5ODQyMjY(31/64)NG通報

    書きます。

    虎の霊獣のお話

    萇山で目撃される白い毛の生物
    朝鮮半島における虎は、
    檀君神話にも登場する霊的な生き物で
    、民族を象徴する動物として畏敬の念を持たれている。今でも韓国内で昔話をするときは、
    「むかし、むかし、虎が煙草を吸っていたころ……」で始まるのが定番なほどである。

  • 145寅がたばこ吸ってた時代2018/09/22(Sat) 20:07:07ID:k5ODQyMjY(32/64)NG通報

    現在は朝鮮半島の虎は絶滅したとされる。だが、虎は妖怪となって生き延びている――という話しがある。ただの噂話ではなく、現実に遭遇事件として発生している例が急増しているのだ。

    目撃情報が多発しているのが、釜山市海雲台地区の長山であることから、この虎の妖怪は、萇山虎(チャンサンボン)と呼ばれている。

    チャンサンボンについては、慶尚北道の小白山脈一帯で古くから目撃談が語られてきた。
    しかし、2013年7月にネット漫画サイト「ネイバー・ウェブトゥーン」の恐怖特集で、漫画家の崔スヨンがチャンサンボンと遭遇した体験を描いたことで、全国的に知られるようになり、以降、ネット上に多くの目撃談が寄せられるようになった。
    今年の夏にはチャンサンボンの映画が公開されるほどの盛り上がりをみせている。

  • 146寅がたばこ吸ってた時代2018/09/22(Sat) 20:08:09ID:k5ODQyMjY(33/64)NG通報

    実際に釜山市海雲台区を訪れてみると、そこは長さ1.8キロの砂浜がある韓国屈指のリゾート地だった。
    街には高級ホテルが立ち並び、国内外から多くの観光客が集まってくる。
    そのリゾート街のどこからでも見えるのが、チャンサンボンが目撃される萇山だ。
    山中は緩やかなコースのほかに、渓流や急傾斜の岩石地帯もあり、登山客に人気がある。

  • 147寅がたばこ吸ってた時代2018/09/22(Sat) 20:08:54ID:k5ODQyMjY(34/64)NG通報

    萇山でのチャンサンボン目撃証言はいずれも「白くて長い毛をした1.5~3メートルほどの虎に似た生物」ということで一致している。また、悲鳴のような声をあげ、人の声を真似て子供を誘いだし、長い牙と鋭い爪で襲いかかるという話もある。

  • 148寅がたばこ吸ってた時代2018/09/22(Sat) 20:09:51ID:k5ODQyMjY(35/64)NG通報

    軍事境界エリアに出没する白い虎
    チャンサンボンは、釜山以外にも仁川、大邱、そして北朝鮮との軍事境界線にある江原道や鉄原など各地で目撃されている。
    国境の鉄原地区は緩衝地帯として手つかずの自然が残されており、野生動物の宝庫となっているのだ。

  • 149寅がたばこ吸ってた時代2018/09/22(Sat) 20:10:55ID:k5ODQyMjY(36/64)NG通報

    ある職業軍人の話によると、彼が下士官だった2008年に、国境地域でチャンサンボンを見たという。ある深夜のパトロール中、近くにある大きな岩の上に何か人のようなものが座っているのが目に入った。不思議に思って目を凝らすと、それは白くて長い毛をした生物で、その姿は雪のように純白で、とても美しいと感じたそうだ。

    やがてその生物は、彼の存在に気づき月夜に閃く鋭い眼光を向けてきた。
    彼はとっさに危険を察知し、空砲弾と着剣を装備して、睨みあいの体勢に入った。
    お互い目を逸らさない緊迫の時間が5分ほど過ぎた後、謎の生物は唸り声を発し、銀色に光る毛を翻して、山へ消えた。

    ほかの兵士たちでだれもその生物をみた者はいなかった。
    指揮統制室で、昨晩起きたことを話すと、もっとも年長の上官が彼を人気のない野外へと連れ出し、こう語った。

  • 150寅がたばこ吸ってた時代2018/09/22(Sat) 20:14:39ID:k5ODQyMjY(37/64)NG通報

    君が昨晩見たのは、人を食べたボン(虎)だ。動きが素早く利口だから、とにかく気をつけろ……」

    そして、変な噂が広まるといけないので、この白い虎の話は忘れるようにといわれた。



    絶滅したはずの虎が妖怪に変化した?

    近年、小白山脈一帯で登山客がチャンサンボンと遭遇する例が増えている。
    韓国の山間部は軍事施設が点在し、入山統制区域になっている箇所が非常に多い。
    これらの軍事区域は、人が立ち入れないので自然が放置され、さまざまな野生動物が棲んでいる。

    釜山の萇山も、山頂付近に陸軍と空軍の施設があるほか、朝鮮戦争時の地雷が山中に多数残されているので、人が近づくことができない軍域が多い。
    この広大な地雷地帯は鉄条網で覆われており、多くの自然が残されている。

    萇山では、1993年に虎が出たという騒動があり、警察隊が出動したこともある。結局虎は発見されなかったが、軍事的理由で入山禁止の山間部に、絶滅したはずの虎が生き残っている可能性は、充分にありうることである。

    しかし、その虎は普通の虎ではないだろう。
    朝鮮半島には古くから、虎は長年生きるとすべてが白く変わり、歯が抜けて角が生えるという伝承がある。チャンサンボンとは、軍域で絶滅を免れた人喰い虎が、長年生き延び、白くて長い毛を持つ妖怪に変化した姿なのではないだろうか。

    だが、その実体が明らかになるには、南北の休戦状態が解かれ、すべての山域に自由に出入りできるようになるのを待たねばならない。

  • 151寅がたばこ吸ってた時代2018/09/22(Sat) 20:17:51ID:k5ODQyMjY(38/64)NG通報

    虎のお化けのお話は終わり。

    あと、韓国ミステリーはまた書きたい。

  • 152寅がたばこ吸ってた時代2018/09/22(Sat) 21:44:17ID:k5ODQyMjY(39/64)NG通報

    洪吉童伝。


    咸鏡監司は火事騒ぎに重なり官庫が荒らされる事態に逢い慌てるのみであった.犯人もわからず手掛かりも無い
    .然し手を拱いて居る訳にもいかない.
    早く犯人を捕らえろと下のものを急き立てた.
    翌日北門に榜(張り紙)が貼られた.
    『官庫を開き兵器、糧穀並びに金銭を押収したのは活貧党の頭、洪吉童の仕業である.
    監司の苛斂誅求を戒めるためなり.』と達筆で書いてあった.

  • 153寅がたばこ吸ってた時代2018/09/22(Sat) 21:45:10ID:k5ODQyMjY(40/64)NG通報

    洪吉童伝。

    また休憩。

  • 154名無し2018/09/22(Sat) 22:41:50ID:g3NTk5OTQ(2/2)NG通報

    子供達に語り聞かせる孝女の物語が変形して複数あるが、両班への批判となっている。
    道徳の物語であるが、少女人身売買であり、売春とされることもあるが、親を助け、新羅時代からある物語りだそうである。
    作品の作者は知られていないが民衆側の儒教の教え。
    父のために自己のすべてを捧げた娘は、多くの人を感動させた。最高の道徳的価値観とされ、実践する人と神もちろん動植物も感動する。
    また、作品前半では、障害を持つ家族と貧困生活を続けていった娘が選択するしかなかない過酷な社会現実をま示している。
    王帝建、真聖女王、の物語の変形ともされる。胎夢、人身御供、再生、開眼という孝行説話展開。
    北朝鮮の黄海道甕、長淵地域でも伝えてきたという。
    朝鮮時代両班の寡婦再嫁禁止法未亡人灰法は両班自身が守らず、娘を売っていた、嫁も家族へ入れていた、庶子差別法・慣習の韓国の伝統的な家族制度を規定づける一つの特色とすることができる、儀式や倫理は、1950年代までの深さ根付いていた。

  • 155とある日本人◆4h3P7Oerac2018/09/23(Sun) 02:50:03ID:IwNTM5MjI(4/5)NG通報

    >>128 オマケ部分は、誤りです。訂正します。
    半島の食料事情が、厳しかったから、こういう思い込みで、身長に固執するのでしょう。
    短い、小さいという言葉に、見すぼらしいという思い込みが、辞書中の意味に見られた。
    参考:papago翻訳

  • 156とある日本人◆4h3P7Oerac2018/09/23(Sun) 15:18:44ID:IwNTM5MjI(5/5)NG通報

    >>154 
    その孝女の物語は、次どうでしょうか?。
    嫌韓日本人も西に行けと言わなくなるでしょう。
    もし、反論が有れば、半島韓国人も書き込むでしょう。

    洪吉童伝でさえ、当時の価値観と現代半島韓国人の価値観の関連等が、明らかになりました。

  • 157寅がたばこ吸ってた時代2018/09/23(Sun) 22:27:24ID:M0NTcxNTk(41/64)NG通報

    王帝建、真聖女王、
    の物語?
    宿題が増えましたね。

  • 158寅がたばこ吸ってた時代2018/09/23(Sun) 22:44:11ID:M0NTcxNTk(42/64)NG通報

    洪吉童伝。

    続き

    吉童が部下の一行を南の大路に行かせ老僧に変装し官軍の追跡を巧みに交わして根拠地に戻ったときには贓物の整理も済み落ち着いた時だった.
    一同出迎えて吉童を称えた.
    『男児其れほどの知恵も無くして如何に衆人の頭と言えよう.』と大笑いした.
    その後吉童は山賊の集団を"活貧党"と名つけ盗賊の進むべく方向を示すと同時に大義名分を高く掲げ盗賊の犯罪行為を社会反抗、社会改革の行動隊としての名分を与えた.
    組織化した行動も大袈裟で朝鮮8道各地の腐敗官僚の黒い財産、豪族の良民を収奪した財産等を専門に奪い貧民に分け与え国家の正当な財政には手を着けなかった.
    隷下の犯罪者共も彼に教化されひねくれた暗い翳りが無くなり社会を変える革命家のような自負心を持ち張り切っていた.
     或る日一同に
    『咸鏡道の観察使(道知事)なるものが大変な貪官汚吏で浚民膏澤が甚だしいと言う.これは許されない.天誅を加えるべきだ.諸君は我が輩の作戦通りに行えよ.』と作戦を言い渡した.
    活貧党の勇士は商人や易者などさまざまに変装して咸鏡城に潜入した.
    或る晩南門外に大火が起きた.咸鏡監司(観察使、道伯)は大いに驚き急遽官属を召集し総出で鎮火に当たらせた.
    城中はごったかえしの大混乱に陥った.その隙に数百の活貧党員は官庫を打ち破り糧穀と武器を奪取して北門から逃げた.平素進退の訓練を重ねた甲斐有って一糸乱れぬ鮮やかな行動であった。
    まさに朝鮮版水滸伝と言う所である.

  • 159寅がたばこ吸ってた時代2018/09/23(Sun) 22:46:54ID:M0NTcxNTk(43/64)NG通報

    洪吉童伝。

    咸鏡監司は火事騒ぎに重なり官庫が荒らされる事態に逢い慌てるのみであった.
    犯人もわからず手掛かりも無い.
    然し手を拱いて居る訳にもいかない.
    早く犯人を捕らえろと下のものを急き立てた.
    翌日北門に榜(張り紙)が貼られた.
    『官庫を開き兵器、糧穀並びに金銭を押収したのは活貧党の頭、洪吉童の仕業である.
    監司の苛斂誅求を戒めるためなり.』と達筆で書いてあった.

  • 160寅がたばこ吸ってた時代2018/09/23(Sun) 22:56:29ID:M0NTcxNTk(44/64)NG通報

    休憩。

    王帝建、真聖女王、
    の物語?

    調べてみる。

  • 161寅がたばこ吸ってた時代2018/09/23(Sun) 23:04:39ID:M0NTcxNTk(45/64)NG通報

    洪吉童伝。


    8人の洪吉童

    洪吉童は盗賊を働くがターゲットは主に腐敗官僚であった.
    つまり官憲を相手にしかも大袈裟に派手な立ち回りをし自分の名前を堂々と明かした.
    従って逮捕の追っての網も厳重な物であった.
    彼は諸衆を集めて.
    『我々は海印寺の財宝を奪取し、また咸鏡城の官財をも奪い取った.
    城門に榜を貼り活貧党の仕業なるを明らかにした。
    ゆえに全力を挙げて逮捕に向かう筈だ.しかし、余り心配することは無い.これから俺のすることを見るが良い.』
    藁人形七個を作り真言を唱え魂を吹き込んだ.
    すると忽ち7人の吉童に変わるのであった.7人の吉童はそれぞれ別々に行動をし話もするし立ち居振舞いが洪吉童本人と全く同じである.
    どれが本物の吉童でどれが偽者か則近すら判別がつかなかった.
    彼等は部隊を8隊に分け、8人の吉童が一隊つづ指揮して8道に向かって出発した.
    朝鮮8道に一人つづの洪吉童の活貧党が各地の貪官汚吏の財産を奪うことになったのである.
    8人の洪吉童は同じく呼風喚雨の術を弄しお役所の倉庫も豪族の屋敷の蔵も一夜にして奪取されて行った.
    全国は騒然とした.
    役人と金持ちは夜も眠れず日が暮れれば道行く人も途絶えた.各地の役所は戦々兢々としている.
    疑心暗鬼、人を見れば皆が洪吉童に見えるからかなわない.郡からは道に、各道からは中央政府に賊の跋扈を訴える状啓が尾を引いて次々と中央に送られた.

  • 162寅がたばこ吸ってた時代2018/09/23(Sun) 23:05:13ID:M0NTcxNTk(46/64)NG通報

    休憩。

  • 163寅がたばこ吸ってた時代2018/09/23(Sun) 23:19:34ID:M0NTcxNTk(47/64)NG通報

    コラム

    韓国の小説を紹介してるのに、韓国人はコメント無いね、
    間違いがあったら、韓国人指摘してね。

  • 164寅がたばこ吸ってた時代2018/09/23(Sun) 23:24:08ID:M0NTcxNTk(48/64)NG通報

    『俄かに洪吉童と言う大賊が現れ疾風の如く各邑の財物を奪取して行きまする.地方のわれわれの力では到底手におえませぬ.願わくば左右捕庁(警視庁、左右2庁有り)に命され凶賊を逮捕して下されたく願いあげます.』この様な趣旨であった.
    実に情けない話しだが王様の元には洪吉童に関わる状啓が後を絶たなかった。読んで見れば東西南北全く離れた土地なのに同じ日、同じ時間に洪吉童に襲われたとの事である.到底有り得ない事が起きているのだ.
    王様は大いに驚き左右捕将を呼んだ.捕将は捕盗庁の頭で、治安の総責任者である.
    『洪吉童なる賊の勇猛さと法術は計り知れないものがある.このものは尋常な方法では捕らえ難いであろう.左右捕庁が同じく發軍して早急に賊を捕らえよ.』
    この時右捕将の李洽が.
    『臣、非材ながら凶賊を捕らえてお見せ申しますゆえ殿下にはご安心あそばせ.両捕庁が共に動くのは王都の治安が空きますので宜しくありません.』と申し上げた.
    王も聞き入れ李洽に討賊総指令に任じ發軍を命じた.
    李洽は多くの軍卒を動員し勇躍、洪吉童逮捕に向かった.李洽は用意周到な作戦を立てた.人目につかぬよう全員に変装をさせ三々五々バラバラに出発させ、何月何日慶尚道の聞慶に集合するように命じ自らも裕福な文士に変装をし数人の従者を従えて道々情報を集めながら行った.

  • 165寅がたばこ吸ってた時代2018/09/23(Sun) 23:24:55ID:M0NTcxNTk(49/64)NG通報

    ミイラとりがミイラに

    或る日李洽の宿所に一人の青年が訪れた.お互い一応の挨拶を交わした後若者が口を開いた.
    『普天の下王土にあらざる所無く、卒土の民王臣にあらざる者無しと申します.小生郷曲に居ますが国の為にうれえざるを得ません.』と溜め息を漏らした.
    捕将は驚いたふりをして聞き返した.
    『其れはどういうことですかの』書生は
    『今洪吉童と言う盗賊が八道を駆け巡り悪戯をしていまして人心を不安にさせていますのにこの者を捕らえずに居るので憤慨に堪えないのです.』と言う.捕将は
    『そなたは気骨逞しく考えも忠直ですね.私と力を合わせて盗賊を捕らえて見てはどうでしょうか.』
    『私は早くより賊を捕らえようとしましたが勇力ある人と巡り合えず居ました処貴方に逢えて幸いです.然しお互いの実力を知るために静かな所に行って試してみるのが如何ですか.』
    『其れも良いでしょう』

  • 166寅がたばこ吸ってた時代2018/09/23(Sun) 23:25:41ID:M0NTcxNTk(50/64)NG通報

    豪傑は豪傑を知る.二人は意気投合して共に外に出た.彼等は崖の上に行った.
    『貴方はありったけの力で私を蹴って見なさい.』
    若者は崖の淵に捕将に背を向けてあぐらをかいて座った.
    "少し生意気な若者だなあ.ようし谷底に蹴落としてやろう"と思い近づいて力の限り蹴った.若者は微動だにしなかった.やおら立ち上がって曰く
    『貴方はさすがに力士です.私は何人かと試してみましたが私の内臓を響かせたのは貴方だけです.私に付いて来なさい洪吉童を捕らえましょう.』
    若者は捕将を伴ない山奥深くに入っていった.
    "俺も力では人に引け目を取らないのに俺に蹴られてびくともしないとはあの若者には参った.あれなら奴一人でも洪吉童を捕らえそうだ.とにかく付いて行ってみよう"と捕将は考えながら共に歩いた.
    やがて青年が振り返って言う.
    『ここが洪吉童の巣窟です.私が先に行って様子を見て来ますから貴方はここで待っていてください.』と言い森の中に姿を消した.李洽が石に腰を下ろし煙管にタバコをつめ一服しながら待っていたら四方から数十人の黒装束の大漢が襲来し抵抗する暇も無く取り押さえられ縛られた.

  • 167寅がたばこ吸ってた時代2018/09/23(Sun) 23:27:49ID:M0NTcxNTk(51/64)NG通報

    『お前が捕盗大将李洽か?我等は閻魔大王の命令でお前を捕まえに来た鬼達だ.』と言い有無を言わさず引き立てて連れて行った.
    捕将は咄嗟の事に肝を潰し何が何やら判らないまま或る所まで行った時、尻を蹴られて膝をついた.
    心を落ち着かせて見まわせば壮大な宮闕の中、赤鬼青鬼の外にも数百の黄巾力士が居並び殿上の玉座には閻魔大王が座を占め大声にて厳かに叱咤する.
    『汝の如き幺麼匹夫が身の程も弁えず洪吉童将軍を捕らえんとしたか.地獄に突き落とせ.』と大渇した.
    捕将は地獄に落ちたのを痛感したがこのまま死ぬわけにも行かない.
    『小人は寒微な人間でして罪無く連れられました.助けてくださりませ.』と哀願した.
    『わっははは、李洽殿.私を良く見なさい.我こそは活貧党の頭領洪吉童です.そなたが吾を捕らえようとするのでどれ位の勇力と胆力があるのか試してみたくて昨日青い羽織の青年に変装して君を誘いここに連れて来て私の威厳を見せようとしたのです.』
    縄を解き座敷に入れ酒肴をもてなした.
     酒興酣の頃
    『そなたが私を捕らえるなどとは叶わぬことです.諦めて帰りなさい.私を見たと言えば必ず禍を招くでしょう.お口を慎みなさい.』左右に命じ帰らせた.
    殿閣を出るまでは覚えているがその後は全く記憶に無い.辺りは真っ暗闇で身動きも侭ならない.
    よくよく見れば革の袋の中に入っているではないか.漸く這い出した.辺りには同じ袋が3個もある、中を開けたら自分が連れていた従者であった.皆も同じ様に記憶に無い.まるで狐につままれた気持ちである.ここはどの辺りかとよくよく見ればこれまたいかに、王都漢陽の北、北岳の麓であった.到底有り得ない事である.本人達も知らぬ間に一夜の内に数百里も離れた所に袋に詰められて運ばれたのである.信じられない事だ.
    捕将李洽は嘆いた.
    いやしくも捕盗庁の頭なる者が賊に捉えられミイラ取りがミイラになった形で顔も挙げられない恥だ.
    しかも自分等が経験したことを話しても誰も信じてくれない筈である.洪吉童の才能は計り知れないものがあるから容易に捕らえ難いであろう.
    迂闊に顔を見せれば罪を問われるのは必定だ.当分隠れているより仕方があるまい.
    と身を潜めた.

  • 168寅がたばこ吸ってた時代2018/09/23(Sun) 23:29:03ID:M0NTcxNTk(52/64)NG通報

     洪吉童の素性知られる

    この時国王は8道に勅命を送り洪吉童逮捕を督促し全国の警察と官僚が血眼になっているのに当の洪吉童は何処吹く風かと涼しい顔で高官、貴族に扮し従者を従え堂々と王都漢陽の街を駕籠に乗り行列を作って通るとか或いは御使に変装して郡守級の貪官汚吏を取り調べ証拠を掴んでは先斬後啓の例に従い処刑した後、王に洪吉童の名前で状啓を送るなど人を食った行いをシャーシャートやってのけた.王は洪吉童の状啓を手にして激怒する.
    『この者が国法を無視して各地で横着を働いていても捕らえられないのをどうすれば良いのじゃ.』
    三公、六卿を召集し御前会議を開き詰問する.誰も名案を出せずひたすら恐縮するのみ.その間にも洪吉童の状啓は後をついて到来した.王は大いに憂い.
    『この者は人間離れの才があるがさりとて鬼神ではない.誰かこの者の素性を知らぬか?』
    と核心を衝いた質問をした.その時末席から声が掛かった.
    『洪吉童は前任の吏曹判書洪某の庶子で兵曹佐郎洪仁衡の庶弟で御座います.その親子をお呼びの上、直々に審問なされば判る事と存じます』と申し上げた.
    王は益々大怒した。
    『馬鹿者.何故今になって申すのか.たわけめ.』
    直ちに禁軍を遣わし洪判書親子を拿捕投獄し、先ず仁衡を引き出し王直々に親鞠した.

  • 169寅がたばこ吸ってた時代2018/09/23(Sun) 23:29:31ID:M0NTcxNTk(53/64)NG通報

    休憩。

  • 170寅がたばこ吸ってた時代2018/09/23(Sun) 23:36:25ID:M0NTcxNTk(54/64)NG通報

    『洪吉童なる盗賊が卿の庶弟と言うが何故に止めないで放っておき国家の大患に至らしめるのか?
    速やかに捕らえて来ねば卿父子の忠誠を疑わざるを得ない.早急に手を尽くし捉えて参れ.』 
    仁衡は恐れ戦き免冠頓首して申し上げた.
    『臣に賎しき弟が居まして早く人を害し亡命逃走致して数年を経過していますがその間一度も消息が御座いませんので生死の程も判らないままの状態です.
    臣の父もこのことで病を得命旦夕に御座います.
    吉童の無道不測により聖慮を煩わし臣の罪万死無惜で御座います.請い願わくばお慈悲を下され病中の臣の父を釈放して自宅にて療養するようお許し下さいませ.臣は命を懸けて吉童を捕らえ臣父子の罪を贖罪致しまする.』と哀願した.
    王は暫く沈思の後仁衡の願いを許し更に付け加えた.
    『卿に慶尚監司を申し付ける.監司の職権無くしては吉童を捕らえ難かろう故じゃ.但し一年の期限を与える.
    一年以内に捕らえて参れ.』仁衡は百拝謝恩して退いた.
    罪人から反って昇進したのだから喜ぶべきだが期限付きの毒薬を飲まされたようなものだから王の政治的手腕も相当なものだと言うべきであろう.
    ともあれ仁衡は即日支度を整え赴任した.
    仁衡が慶尚監司を仰せつかったのは道の政治を司とるためではない.洪吉童を逮捕して国の混乱を安定させるためである.従って行政は副監司に任せ、洪吉童逮捕に専念した.然し方法が無い.先ず榜をしたため各邑に貼り付けた.

  • 171寅がたばこ吸ってた時代2018/09/23(Sun) 23:38:08ID:M0NTcxNTk(55/64)NG通報

    『人間が世に生まれ五倫が基ではないか.五倫有るからによって仁義禮智が明らかになるのにこれを疎かにし君父の命に逆らい不忠不孝をなせば世に受け入れられざるは必定である. 吾が弟吉童は斯かる道理を良く承知のはず、自ら兄の前に現れ縛めを受けよ.父親はお前のため病骨髄に至り、
    聖上(国王)の憂いまで深からしめて居る.
    これ皆お前の罪が原因であるのだ.よって吾を特に道伯を提授されお前を捕らえよとの命令だ.
    若しお前を捕らえ得ねば吾が洪門の歴代の清徳が一朝にして滅亡せざるを得ない.
    これは悲しい事ではないか.願わくば吉童はこれを思い速やかに自現すればお前の罪も軽くなり一門又保全されるだろう.吉凶禍福、いづれもお前の一存に掛っている.よくよく考えて自ら現れお上の縄を受けよ.』とあった.
    庶子の弟に"進んで自首をしてくれ"と泣きついてみるより方法が無いのである.

  • 172寅がたばこ吸ってた時代2018/09/23(Sun) 23:39:57ID:M0NTcxNTk(56/64)NG通報

     俺が本当の洪吉童だ

    或る日一人の少年が驢馬に跨り十数人の従僕を従え慶尚道の監営を訪れ道伯の面会を申し入れた.
    監司が許し招き入れた.
    堂上に上がり監司を面会した.
    監司が良く見れば客は他ならぬ吉童であった.監司驚いて左右を退け吉童の手を握りむせび泣きながら
    『吉童よ.お前が家を出てから生死存亡を知らず父上は病が膏盲に至っておられるのにお前は親不孝のみならずお国に大きな禍を作って居るのは如何なる了見か.
    不忠不孝をしているのみならず又盗賊になりはてて世の中に比べ無き罪を犯しているか.
    殿下もお怒りになり俺にお前を捕らえ来るよう厳命されたのだ.これはもう避けられないことだ.お前は京師に押送され天命を順受せよ』と言い涙を止めど無く流した.
    吉童は頭をうなだれ、
    『賎生がここに参りましたのは父兄の危機を助ける為ですから余談は不用で御座います.
    そもそも初めから賎しい生まれとは言え父の胤に違い有りませねば父を父と呼び兄を兄と呼ばして頂いたなら斯くの如くにはならなかった筈、過ぎし事をとやかく申して何になりましょう.小弟を結縛して京師に送りなされませ.』と言った後口を噤んだ.
    仁衡は腹違いとは言え唯一の弟を自分の手で囚禁する悲哀を噛み締めながらも公の役割を果たさなければならなかった.
    吉童は重罪人であるため手枷、足枷、首枷まで施して檻車にのせ、途中一党の襲撃に備え屈強な将兵数十人を護衛に付けて漢陽に送った.
    一方洪吉童逮捕の急報を王様に状啓したのは言うまでもない.

  • 173寅がたばこ吸ってた時代2018/09/23(Sun) 23:41:25ID:M0NTcxNTk(57/64)NG通報

    吉童が慶尚監司の実兄に自首した同じ日、
    他の道でも洪吉童が一斉に自首してきた.
    8人の洪吉童が全て自首して自ら捕らえられたのである.全国の御用聞き隠密どもが目を皿の如く探しても見つからなかった洪吉童が各道で進んで縄を受けたから大評判である.洪吉童の檻車の通る道々見物人が群がった.
    さすが政略には長けた大臣等も8人の洪吉童には開いた口が塞がらない.王は宮廷の広い庭に満朝百官を並べさせ直々の審問(これを親鞠と言う)をした.
    『汝等の内誰が本当の洪吉童か.』 私です.私です.8人が一斉に言う.
    終には自分たちで争う.俺が本物の洪吉童でお前は影武者だ.いや違うお前こそ偽者だ俺が本物だ.顔も、体つきも、声も全てが同じで区別がつかない.やむなく病中の洪公を呼んだ。

  • 174寅がたばこ吸ってた時代2018/09/23(Sun) 23:42:17ID:M0NTcxNTk(58/64)NG通報

    洪吉童兵曹判書(国防大臣)を拝受する

    『知子莫如父(子を知るは父の如きなし)だ.あの8人の内、卿の息子を探せ.』と王が命じた.洪公は畏れながら頓首請罪して申し上げた.
    『臣の賎生吉童は左の足に赤いあざがあります故お確かめ願います.』とお答えし、
    なお八人の吉童に向かって
    『畏れ多くも只尺に殿下がおわし、下に父がいるのに千古に類のない罪を犯したからには死を悔いるな』と絶叫し血を吐いて気絶した.王が大いに驚き医員を呼び手当てをしたが効果が無い.見ていた8人の吉童が涙を流しながら各々薬嚢から一個づつ丸薬を取り出し洪公の口に入れたら間も無く洪公は意識を取戻した.
    吉童等は王に上奏した.

  • 175寅がたばこ吸ってた時代2018/09/23(Sun) 23:43:29ID:M0NTcxNTk(59/64)NG通報

    『臣の父、国恩を篤く蒙っておりまするに臣敢えて不法を致しましょうや.
    臣は元より賎婢の所生でその父を父と呼び得ずその兄を兄と申し得ない恨みに耐え難く家を飛び出し賊党に加わりましたが一般の良民は聊かも犯さず各邑の首領なる者で浚民膏澤した財宝のみを奪取しましてそれを貧しい百姓に分けてやりましたが決して国に楯突く所存は御座いません.
    10年後には朝鮮を離れ国外に出て行く所存ですので請い願わくば殿下にはご安心なされて臣の逮捕令をお取り消し下さいませ.』と申し上げて8人が一斉に倒れた.
    良く見れば8個の藁人形であった.王は驚き、なお恐怖すらを感じた.
    若し洪吉童が彼の超能力を駆使して王権を握ろうとしても不可能ではない筈である.
    自信があればこそ自ら捕らわれ自分の能力を誇示し不法では有りながらも国家に損害を与えるのではないから放任せよと言うのである.国王の前で斯くも堂々と主張した盗賊は前にも後にも有り得ない事である.
    国王には君主の威厳があり国には国法が有る疎かには出来ない.王は尚いっそう厳重に洪吉童の逮捕命令を発した.洪吉童は依然として各地に跋扈し平然と腐敗官吏を苛め続けた.

  • 176寅がたばこ吸ってた時代2018/09/23(Sun) 23:48:50ID:M0NTcxNTk(60/64)NG通報

    洪吉童伝。

    まだ長いよ。

  • 177寅がたばこ吸ってた時代2018/09/23(Sun) 23:57:48ID:M0NTcxNTk(61/64)NG通報

    コラム

    台湾のおばけ。

    研究不足。

  • 178寅がたばこ吸ってた時代2018/09/24(Mon) 00:17:52ID:Y5MzAwOTI(62/64)NG通報

    ある日漢陽の四大門に榜が貼られた.
    それには
    『妖臣洪吉童は如何にしても逮捕は不可能である.
    彼を兵曹判書に任命する教書を下されば賊変わりて忠臣になり国家も安泰する筈である.この策が最善なり.』とあった
    .洪吉童は国を脅迫して庶子進官の道を拓こうとしたのかもしれない.
    王は榜をご覧になり朝臣に問われた.諸臣口を揃えて.
    『盗賊を捕らえんとして捕らえ得ず反って兵曹判書を提授なされれば賊に降伏する結果になり、国の威厳を保たれませぬし隣国にも笑われることで御座います.』と反対した.つまり国の恥を晒すことになるのだと言うのである.
    王も諸臣の意向に同意し慶尚監司仁衡に洪吉童逮捕を督励するのみであった.
    仁衡は聖上の厳旨に畏れ慄き成すすべを知らず嘆息し焦燥するのみであったが或る日吉童が空より降りて来て、
    『小弟今は本当の吉童であります.兄上は安心して小弟を縄縛し京師に送りなさい.』
    『この無情な者よ.お前はわしと兄弟であるのに父兄の教訓を聞かず一国を騒がしているのか.今真身が兄の前に現れ自ら捕らえらるのを願うとは殊勝なことだ』
    と言い左足を見れば赤い痣が有る.即時厳重に緊縛し檻車に入れ数十人の将校に護衛をさせ急遽王都に送った.洪吉童は檻車の中でも泰然としていた.数日後檻車は王宮の門前に到着した.正に檻車が宮門を潜ろうとする瞬間、吉童を緊縛していた鉄索と檻車が粉々に砕け散り吉童は空中に舞い上がり雲の間に消えるのであった.
    この光景を見ていた護衛の将校をはじめ廷吏、見物の野次馬どもは皆唖然として魂を失った.
    然しもう取り返しは付かない、やむなく有りの侭を王に報告した.目撃者が大勢いる
    .王も唖然とせざるを得なかった.

  • 179寅がたばこ吸ってた時代2018/09/24(Mon) 00:26:25ID:Y5MzAwOTI(63/64)NG通報

    『世の中にこんな事があろうとは』と先を憂い嘆息された.
    則近の一人が、
    『その洪吉童の希いが兵曹判書を一度したら朝鮮を離れると言いましたから一度その願を聞き入れてやれば謝恩に参る筈ですからその時を計らい捕らえるのが如何でしょうか』と進言した.
    王も万策尽きたのを悟り建策を受け入れ洪吉童に兵曹判書任命の勅令を出して四大門に榜を貼った.
    これは正式の告示であり官報である.
    終に政府が折れ洪吉童に国防大臣の重任を授けたのである.<奴隷の子は奴隷、婢僕の生まれは婢僕>揺るぎ無い原則であった社会で賎婢の生まれである洪吉童が三公六卿の列に加わるのだから世の中が沸きだった.
    然し洪吉童の威名が余りに大きく事態があまりにも切迫しているし、外に代案が無いので誰一人反対する者が居なかった.
    洪吉童は兵曹判書の官服を着用し四人轎に座り "控えろ、控えろ" "兵曹判書殿のお通りだ、控えろ" と道払いをしながら数十人の護衛の兵士を従え堂々と漢陽市内の大通りを威勢良く進め宮中に入った.この時大臣達は緊急会議を開き洪吉童が王に謝恩の挨拶を終えて退宮する時数人の刀斧手を待ち伏せ撃ち〇す手筈を決めていた.
    洪吉童は王を拝謁し
    『小臣罪が多いにも拘わらず兵曹判書に任命される皇恩を賜わり小臣の宿願がはれました.まことに有り難きしあわせて御座ります.もう未練は御座りません.永久に殿下のもとを離れまする.何卒萬壽無彊なさりませ.』と再拝し空中に舞い上がり去って行った.王は感嘆して曰く
    『吉童の神術は古今に類が無い.実に大した物だ.彼は朝鮮を離れると言った.余は彼を信ずる.騒擾は終わったと見ても良かろう.惜しい人物だった.』と仰せられ、
    洪吉童逮捕令の解除を全国に通達した.

  • 180寅がたばこ吸ってた時代2018/09/24(Mon) 01:04:39ID:Y5MzAwOTI(64/64)NG通報

    休憩。

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