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(釜山日報 サバに続きタチウオの種絶やす)3/15
一時、子サバを大量に獲って「種を絶やす」という厳しい批判を受けた大型巻き網船会社が、今度はプルチ(子タチウオ)(幼魚)まで大量に獲って再び世論の俎上に載った。韓日漁業協定は妥結する兆しが見えず、経営難に陥った船会社がむやみに稚魚を捕獲する悪循環から抜け出せなくなり、政府の無能さを批判する世論も沸騰している。
14日午前、釜山市西区の共同魚市場委販場には、ひと目で見てもサイズが小さいなプルチがあふれた。大きくて太いタチウオは数箱にもならなかったが、プルチを入れた箱はすべて二段に積まれた状態で、箱の外にプルチがあふれ出るほどであった。この日、共同魚市場には大型巻き網と底引き網漁船が入港し、タチウオ4万2956箱(箱あたり18㎏)分量をおろしたが、このうちプルチは3万5075箱で、何と81.6%を占めた。
タチウオの体長は、頭から体の1/3地点に位置した肛門までを測定し、禁止体長は18㎝だ。生まれて2年6か月が過ぎたタチウオ成熟漁は肛門までの長さが22㎝を越え、3年目には30㎝まで育つ。韓国水産資源管理公団の調査によれば、今回、共同魚市場に入ってきたプルチは禁止体長の18㎝をやっと超えたものが大部分だった。タチウオ禁止体長が毒にも薬にもならない規定であることを示しているわけだ。
大型巻き網業界は、韓日漁業協定の難航のために海が狭くなり、経営難に直面しており、相次ぐ倒産を避けるためにはプルチでも獲って来なければならないという立場だ。大型巻き網水産協同組合関係者は「今操業できるところは、済州近隣の海域しかなく、すべての漁船がそこに集まっている。漁業協定を速やかに終えて、日本の排他的経済水域(EEZ)内でも操業ができてこそ、道が開かれると訴えた。 (略)
状況はこのようだが、日本との交渉の進展は全くなされていない。海洋水産部関係者は「日本側に今月中に交渉をしようと提案をしたが、まだ日本からいかなる返答も聞けていない」と話した。
▲プルチと大型タチウオの比較写真
日韓漁業協定 子サバの乱獲で批判された大型巻き網船、今度は子タチウオの乱獲
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