防衛省は2018年度予算の概算要求で、過去最大の5兆2551億円(17年度当初予算比約2.5%増)を計上する方針を固めた。北朝鮮の弾道ミサイル発射技術が進展していることを踏まえ、大気圏外でミサイルを迎撃する海上配備型迎撃ミサイル(SM3)を陸上に置く新システム「イージス・アショア」の導入費を盛り込む。
イージス・アショアは米国製で1基700億~800億円。2~3カ所への配備で日本全体をカバーするとされる。SM3配備のイージス艦、高度十数キロで対処する地上配備のパトリオット(PAC3)と共に運用することで、より重層的な迎撃システムを構築する。
小野寺五典防衛相が今月17日にワシントンでマティス米国防長官と会談した際、イージス・アショアの導入方針を伝え、協力を取り付けていた。概算要求では金額を明示しない「事項要求」として、年末の予算編成に向けて金額を確定し、基本設計費などを計上する。
ほかに概算要求には、中国などが高性能化を図るステルス機に対する探知能力を向上させるための新型警戒管制レーダーの試作費196億円を盛り込む。
航空自衛隊には宇宙ごみや衛星攻撃兵器の動向などを監視する「宇宙監視部隊」を創設。日米で協力する方針で、米軍が主催する宇宙空間における多国間演習に参加するための関連費用も計上する。yahooニュース
日本も導入する新装備】イージス・アショアのプロモ映像と迎撃テスト映像YouTubehttps://www.youtube.com/watch?v=ZeduSLK07Yw
<防衛省>過去最大5兆2551億円計上へ 来年度概算要求
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