- 水蒸気の方が二酸化炭素よりも温室効果が高い。温室効果を語るなら水蒸気を外してはならない。 
 そこで火力発電所と原子力発電所で排出される水蒸気と二酸化炭素を計算してみる。
 計算を簡単にするため、原油の燃焼熱は30[kJ/g]。原油の化学式を(CH2)×n。冷却水の温度は25[℃]、液体の水の比熱は4.2[kJ/(kg・K)]、気化熱は2250kJ/(kg・K)]。原発の熱効率30%。火力発電の熱効率60%。とする。ウラン採掘時に出る二酸化炭素は無視する。
 1gの冷却水を水蒸気に変えるために必要なエネルギーは
 4.2*75/1000+2250/1000=2.565[kJ]
 1[kJ]の電気エネルギーを取り出す時の燃焼エネルギーは
 原子力:10/3[kJ]
 火力:10/6[kJ]
 その熱を冷ます時に発生する水蒸気は
 原子力:7/3/2.565/18=0.0505[mol]
 火力:7/6/2.565/18=0.0253[mol]
 原油を燃焼する時に出る二酸化炭素と水蒸気は
 CO2:10/6/30/14=0.00397[mol]
 H2O:10/6/30/14×2=0.00794[mol]
 火力発電で出る水蒸気は
 0.0253+0.00794=0.0332[mol]
 纏めると、火力発電は0.0332[mol]の水蒸気と0.00397[mol]の二酸化炭素が発生。二酸化炭素より水蒸気の方が温室効果が高いので、その差をQと置き0.0332+0.00397-Q=0.0372-Q[mol]の水蒸気の温室効果があると言える。
 原子力発電は0.0505[mol]の水蒸気の温室効果があると言える。
 0.0505>0.0372-Q
 なので、結論は、火力発電よりも原子力発電の方が温室効果ガスを多く出すと言える。ウラン採掘時の二酸化炭素を考えると、原子力発電の数値はさらに増える。
 国連は一体何をやっているのか。環境学者は偽者か? 中学生レベルの計算もできないアホばっかり?
中学生レベルの数学でも、火力発電よりも原子力発電の方が多くの温室効果ガスを発生させることが証明できてしまう
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