朴氏が弾劾決議され、憲法裁判所がこれを認めた。
判決の内容だ妥当かどうかは一先ず置いておく。
弾劾を求める蝋燭デモ、弾劾阻止を求める太極旗デモが大規模に行われた。
まあそれも良い、デモをする自由は自由民主主義では認められている。
しかしチラホラと『デモによって平和的に弾劾が成立した』と言うコメントが見受けられる。
これはおかしいと言う事に韓国人は気付くだろうか?
デモが弾劾成立に影響したとしたら、裁判官は判断材料・判断要素の一つとして数十万人が蝋燭デモを行って弾劾を求めた事を根拠としていると言う事になる。
これは法治国家としてはありえない。
例え1000万人がデモしていたとしても、裁判官は法(憲法含む)に従って判決を下さなければならず、法以外のものを根拠として判決を下してはならない。
つまり法治国家であれば裁判官の判決にデモが影響したはずがないのだ。
デモが全く行われていなくても、太極旗デモの方が人数が多かったとしても判決が変わってはならない。
法治と民主主義はコインの表裏である。
もし法治が無ければ民衆の支持があればその人は何をやっても許されると言う事になる。
そういった民衆の暴走を防ぐために法に人以上の力を持たせるのが法治国家だ。
民意に沿った法律を作る事は民主主義として正しい。
しかし民意によって既存の法律が曲げられると言うのは法治国家としては間違い。
もし既存の法律が時流に適さない物になったら、正規の手続きを経て廃止なり改正をするのが筋である。
『蝋燭デモで平和的に弾劾を成立させてやったぜ!』とホルホルしている韓国の無条件愛国主義者の諸君、その発言が『韓国は法治国家ではない』と言う証明になるのだが自覚は有るだろうか?
国民情緒法とか人治主義とか揶揄される意味が分かりますか?
蝋燭デモで弾劾が成立した!→それは司法の独立性が保たれていない事の証明
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