「脱韓国」の先は日本だろうか。最近息子娘を日本に留学させた、あるいはさせる予定という企業の部長・役員クラス10人を取材した。米国や英国など英語圏を中心に留学をねだる「すねかじり」たちのリストに日本が追加されているのだ。留学先は慶応大学や早稲田大学のような名門大学ばかりではない。立命館大学、帝京大学、東洋大学など韓国ではさほど知られていない大学への進学を目指し高校2-3年生から日本語にチャレンジする生徒たちもいた。
多くが入試によるストレスを口にした。「SKY(ソウル大学、高麗大学、延世大学)」「イン・ソウル」などの物差しで人を判断する韓国の雰囲気に誰もが疲れ果てている。1回の試験で人生が決まり、それが嫌なら国語、英語、数学などの基本科目はもちろん、日常生活やサークル活動、ボランティア、評判管理に至るまでほぼ完璧が求められる。内申で1回か2回問題が記載されれば退学を検討するしかなく、また母親たちも「情報力」を高めるため1時間50万ウォン(約5万3000円)のコンサルを受けねばならない。それがすぐ隣の国に目を向けると違う世界が開かれているのだ。
日本も東京大学や京都大学などトップクラスは受験戦争が熾烈(しれつ)だが、それ以外の大学入試は韓国ほど厳しくはない。四年制大学だけで韓国の4倍に相当する800校あり、「それなりに良い大学」も地域ごと、専攻ごとにはるかに多い。入試も自らの強みを生かして選択できる。例えば美術専攻なら実技と面接だけで入学できる優れた大学が多い。選択肢が広がれば入試のストレスは軽くなる。日本での生活を通じて得られる日本語の実力や国際感覚はおまけのようなものだ。
日本留学を真剣に検討する価値があるもう一つの理由は就職だ。周りにいる日本への留学生の多くは現地で就職あるいは定住するため韓国を去るか、あるいは去るつもりだという。韓国には就職先がないが日本は人手不足だ。実際に日本では仕事が有り余り若い人材が求められている。人口減少に少子高齢化が何十年も前から始まったためだが、それだけが理由ではない。日本の大手企業はコロナ渦後、過去最高の利益を更新し続け、新入社員の採用を増やしている。自動車や半導体関連の素材、部品、装備を中心に実力のある製造業が日本経済を支えている。
韓国の若者たちが日本に留学する理由【朝鮮日報コラム】
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