サムスン電子とSKハイニックスが主導する韓国半導体はいつまで世界1位を守ることができるだろうか。中国のビッグスリーと呼ばれる中芯国際(SMIC)、長江存儲科技(YMTC)、中国長鑫存儲技(CXMT)が韓国2社を激しく追い上げているためだ。
ファウンドリー(委託生産)企業で「中国のTSMC」と呼ばれるSMICは米国の制裁にもファーウェイと協力して独自の生態系を構築しているところだ。カウンターポイントリサーチによると、SMICは7-9月期にファウンドリー市場でシェア5%を記録した。サムスン電子の8%に迫っている。
中国のNAND型フラッシュメモリーを代表するYMTCは上半期から270層水準の3DNANDを量産し始めた。SKハイニックスの321層、サムスン電子の286層との技術格差を狭めただけでなく、来年下半期には300層を飛び超え400層NANDに直行する見通しだ。来年初めを目標に上場も準備している。
DRAM半導体はCXMTが前世代DRAMのDDR4を競合会社より約50%安い価格で販売し市場を揺さぶっている。最近ではCXMTがサムスン電子、SKハイニックス、マイクロンの3強体制を崩すのは時間の問題といの評価が相次いでいる。
韓国企業自ら5年以内に中国メモリーが韓国メモリーを追い越すものと予想した。半導体だけでなく現在競争力で優位にある造船、IT、石油化学、バイオなど輸出主力10大業種が5年後にいずれも逆転されると予想した。
報告書によると、現在の韓国企業の競争力を100とした時、中国は102.2だ。米国の107.2より低いが日本の93.5より高い。
回答企業は5年後には中国企業の競争力が112.3まで上がると予測した。米国の112.9と同水準だ。韓国経済人協会のリュ・ソンウォン産業革新チーム長は「韓国企業の競争力はすでに米国と中国に後れを取っているが5年後には格差がさらに広がるだろう」と分析した。
HD現代重工業、ハンファオーシャンなど米国の束縛を受ける造船企業の地位も揺らぐという意味だ。
中国造船1位と2位の中国船舶工業グループ(CSSC)と中国船舶重工業グループ(CSIC)は9月に合併を完了した。新たに生まれた会社は資産規模と年間営業利益などすべての面で圧倒的な世界1位だ。台湾が6大輸出国である韓国の地位を脅かしている。 人工知能(AI)半導体好況により台湾産半導体を全世界に押し上げ、月別輸出額規模で台湾と韓国間の格差が歴代最大値に広がったことが分かった。
18日、台湾統計庁·韓国関税庁などによると、今年10月の台湾の輸出額は618億ドルで、韓国の596億ドルより約22億ドル多かった。 台湾は月間輸出額基準で今年8月に初めて韓国を追い越したのに続き、10月には輸出額の格差をさらに広げたのだ。
このような傾向は昨年までは見られなかった。 2024年基準で韓国は6840億ドルを輸出し、世界6大輸出国の地位に上がった。 一方、台湾は昨年4740億ドルを輸出し、世界16位の水準にとどまった。 月平均500億~600億ドルを輸出する韓国と月平均400億ドル前後を輸出する台湾は輸出においては「他リーグ」という評価を受けた。
しかし、今年に入って状況が変わった。 AI需要の強勢に半導体製造であるファウンドリー分野で台湾が頭角を現したためだ。 台湾の今年1-10月の累積輸出額は5144億ドルで、前年同期比31.8%も増加した。 特に、直近の10月の輸出額は618億ドルで、月別基準で初めて600億ドルを超えただけでなく、前年同月比49.7%の増加率を記録した。
台湾関税庁の今年第2四半期~第3四半期の統計によると、台湾輸出で米国が占める割合は30%、中国が22%、マレーシアが9%、シンガポールが6%だった。 米国がデータセンター·AIインフラを構築しながら台湾の高性能半導体を大挙買い入れたためだ。 対外経済政策研究院のホ·ジェチョル研究委員は「最近AI好況で台湾産半導体商品の米国向け輸出が増え輸出が多角化している」と診断した。
一方、韓国の輸出額は今年1~10月基準で5791億ドルで、前年同期比2.3%増にとどまった。 同期間、台湾の輸出増加率(31.8%)に比べれば、みすぼらしい成績だ。
https://www.mk.co.kr/jp/economy/11471379韓国はホワイト国外しされる国だからね
打つ手無しだな。
衝撃の報告書…韓国半導体も造船も5年後には中国に後れを取る
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