韓国京畿道抱川市が数十億ウォンの税金を投入して開催した「2025抱川漢灘江世界ドローン祭」をめぐり「中身の伴わない“世界規模”の名ばかりイベント」だとの批判が噴出している。
同祭の目玉として宣伝された「世界ドローンライトショー」は海外チームは米国のみ。実際の公演時間も韓国と米国を合わせて16分間にとどまった。
抱川市は当初、海外5社・国内2社の計7社が参加し、3日間で8回公演すると広報していた。しかし天候不順などを理由に初日の9日だけで終了。10、11両日は中止となった。
市側は「9日は韓国・米国、10日は米・英・カナダ・独、11日は韓国の公演を予定していた」と説明している。ただ、仮に全日程が実施されたとしても参加国は4カ国。「世界大会」を名乗るにはあまりに規模が小さいという指摘が相次いでいる。
抱川の名物である「Y字吊り橋」をモチーフにした映像演出も登場したが、土地勘のない観客には何を表しているのか理解しづらかった。そのため「他の自治体のドローンショーと大差ない」との評価が多かった。
一方、米国チームはドローン1000機で自由の女神、ワシ、アメリカンフットボール、映画『キングコング』、宇宙船、太極旗と星条旗などを描き、観客からは「むしろ米国のショーのほうが印象的だった」との声も上がった。
会場を訪れた市民の一人は「『世界ドローン祭』ではなく『4カ国ドローン祭』と呼ぶべきだ」「宣伝だけ派手で中身が薄い。SNSにも失望の声が溢れている」と厳しく批判した。
抱川市関係者は「このイベントは国土交通省主催の『2025 K-Drone to World Festival』の一環で、抱川独自の内容を強調しにくかった」と釈明している。
NEWSIS/
「世界」フェス、実際は「4カ国」だけ…韓国・世界ドローン祭に「見掛け倒し」批判
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