ベネズエラの野党指導者マリア・コリナ・マチャド氏へのノーベル平和賞授与発表前に起きた可能性がある情報漏えいについて、ノルウェー・ノーベル研究所は「恐らく」スパイ行為の結果であると述べた。地元メディアが11日、報じた。
賭けサイト「ポリマーケット」では、マチャド氏が受賞する確率が9日から10日にかけての一晩で、3.75%から73%近くにまで急上昇した。
専門家や報道機関は誰もマチャド氏を有力候補として挙げていなかったが、数時間後にオスロで受賞が発表された。
ノーベル研究所のクリスチャン・ベルグ・ハルピケン所長は地元テレビ局TV2に対し、「恐らくスパイ行為だ」と語った。
スパイ行為は「内部の誰かが意図的に情報を漏らしたように見える可能性があるが、それは考えにくい」としつつ、「確実なことは言えないが、ノーベル研究所がスパイ行為の対象であることは公然の事実だ」と語った。
「国家やその他の組織が情報を得ようとする対象であることは明らかであり、動機は政治的なものもあれば経済的なものもある」とし、「こうしたことは何十年も続いている」とも述べた。 【翻訳編集】AFPBB News
ノーベル平和賞の情報漏えい 「恐らくスパイ行為」
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