【ロンドン=黒瀬悦成】自民党の新総裁に高市早苗・前経済安全保障担当相が選ばれたことに関し、英紙ガーディアンは、高市氏を「中国に対して批判的な右翼」と評し、総裁選では「移民問題に焦点を当てていた」と指摘した。
また、高市氏の総裁選出は「昨年の総裁選での高市氏敗北を受け、より穏健な石破茂首相の下で立ち直りを図ってきた自民党内の右派勢力の勝利を示すものだ」と分析した。高市氏は先の大戦に関して修正主義者的な見方をとる点で故・安倍晋三元首相と思想的に共通しており、そのために近隣諸国と摩擦を起こす恐れがあるとの見方も示した。
英BBC放送は、女性初の首相となる見込みの高市氏が故・サッチャー英元首相を長年にわたり尊敬していたと指摘し、高市氏がサッチャー氏の代名詞である「鉄の女」になる野心の実現にこれまでになく近づいたと指摘した。
高市自民新総裁は「中国に批判的な右翼」と英紙 BBCは「サッチャー氏を尊敬」と指摘
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