中国外務省は24日、石破首相が、国連総会で行った演説について、「侵略を謝罪せず、戦争の加害者としての責任を回避した」などと指摘しました。
石破首相は、アメリカ・ニューヨークで開かれている国連総会の演説で、「アジアの人々は、戦後、日本を受け入れるに当たって寛容の精神を示してくれた」、「こうした寛容の精神に支えられ、我が国は世界の恒久平和の実現のため、力を尽くしてきた」と述べました。
中国外務省は24日の記者会見で、石破首相の演説について「留意した」とした上で、「侵略について謝罪せず、戦争の加害者としての責任を回避した」と指摘しました。そして、「侵略の歴史についての反省と謝罪は、日本が国際社会に復帰する重要な前提であり、日中関係の政治的基盤だ」と述べました。
中国を含むアジアの国々との関係を強調した石破首相の演説について一定の評価をしつつも、あくまで「反省と謝罪」を求める姿勢を強調した形です。
石破首相の国連演説は「侵略謝罪せず加害者の責任回避」中国外務省
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