ロンドン・東京より高いソウルの食料品価格 OECD平均の1.5倍

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    • 1名無し2025/09/18(Thu) 16:50:32ID:I4Mzg1OTA(1/1)NG報告

       OECDの物価水準統計によると、2023年の韓国の食料品および非酒類飲料価格はOECD加盟38カ国平均より1.5倍も高かった。韓国より食料品物価が高いのは、欧州の代表的な高物価国家であるスイスのみだった。韓国の食料品物価水準はOECD平均を100とした場合で147に達し、米国(94)、英国(89)、ドイツ(107)、日本(126)などを上回る。

       ソウルの食料品物価も主要大都市に比べてはるかに高い。ドイツ銀行が今年6月、世界の主要69都市を調べたところ、ソウルの食料品物価は世界で8番目に高かった。ソウルより食料品が高い都市はスイスのジュネーブとチューリッヒ、米国のニューヨーク、サンフランシスコ、ボストン、シカゴ、ロサンゼルスだけだった。東京、ロンドン、パリ、シドニー、香港などもソウルより食料品価格が安かった。

      ■低い農産物自給率、高い流通コスト
       韓国の食料品物価が高い理由は、農産物自給率が低く、海外農産物価格の上昇による直撃を受けることに加え、農産物流通構造が複雑で流通コストが高いためだ。2022年時点の韓国の食料自給率は49.3%で、OECD加盟国で最下位圏だ。2021~23年の小麦・トウモロコシなど穀物の平均自給率は19.5%にすぎない。これは120%以上の米国はもちろん、20%台後半の日本よりも低い数値だ。穀物を中心に食材の輸入依存度が高いため、ウォン相場の変動や原材料価格の上昇にさらされるケースが多い。最近、ウォン相場は1ドル=1400ウォンをうかがっている。韓国農村経済研究院のキム・サンヒョ動向分析室長は「2020~22年の国際穀物価格急騰で韓国も穀物類と加工食品類の価格が大幅に値上がりした」と話した。

       農産物と食材の流通過程でかかる費用が高騰していることも問題だ。韓国農水産食品流通公社(aT)によれば、農産物価格に流通コストが占める比率を示す割合は1999年の39%から2022年には49.7%まで上昇した。タマネギでは76.3%に達し、リンゴ、ナシのそれぞれ62.6%、53.9%と高い。

      韓国統計庁によると、所得下位20%の層の昨年の所得に占める食料品支出は31%で、所得上位20%の層(10.4%)の3倍に達した。

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