日中韓の生徒が同じ歴史教材で学べるように。3カ国の研究者が共に教材をつくった

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    • 1名無し2025/08/15(Fri) 04:26:19ID:cwMjY2MDk(1/1)NG報告

      日本、韓国、中国版の3カ国共同編集歴史教材第1弾『未来をひらく歴史』(2005年出版)
      戦後80年に合わせ、日本と中国、韓国の研究者らが共同で編集した歴史教材『新・未来をひらく歴史─東アジア3国の近現代史』(高文研)が3カ国で同時刊行される。

      日中韓の生徒が同じ歴史教材を使って共通の内容を学び、相互理解を深めることが目的だ。
      3カ国はそれぞれ立場も違い、読者の歴史認識や知識、関心も異なる。

      日本軍「慰安婦」問題、徴用工問題、強制連行問題などのテーマをどう取り上げ、「いかに対立を和解につなげていくか」「相互理解を深められるか」という議論が「最も大変だった」という。

      目指したのは「教科書」ではなく「教材」。教科書の場合、各国での教科書検定があり、政府が定める学習指導要領に沿う必要がある。
      そのため、歴史の授業で副教材として使える内容や形を目指し、3カ国で同時出版。英語などにも翻訳された。

      韓国では2012年から「東アジアの歴史」が高校の選択科目となり、日本では2022年から「歴史総合」が高校の必修科目となった。
      それらの授業内で高校生たちが多角的な視点で考え、話し合える教材を目指した。

      新刊では戦後の現代史にも力を入れ、選択的夫婦別姓や「#metoo運動」などジェンダーの観点も重視。他にも、3カ国が共通で抱える学歴・競争社会、または自然災害や気候変動などの社会課題にも焦点を当てている。

      歴史修正主義とどう向き合うか
      戦後80年の今年は、沖縄戦の慰霊碑「ひめゆりの塔」の展示説明を「歴史の書き換え」とした自民党の西田昌司・参院議員の発言や、「自虐史観からの脱却」を掲げる参政党の躍進などの動きもあった。

      大日方さんは歴史修正主義の台頭が「日本だけでなく、世界的な潮流にもなってきてしまっている」と指摘する。

      「背景には、歴史認識の欠落や自己中心主義、内向き思考などがあります。それをどうやって超えていけばいいか。日本は戦争で『酷い目にあった』というだけでなく、『酷いことをした』という認識が欠落しているから、歪んでくる。

      https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_689aa336e4b0c2e59a937ed7

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