鎮海(チンヘ)軍港に入った海軍艦艇に火災が発生し、3人が負傷、乗組員など約180人が緊急脱出した。
海軍・消防によると、31日午後3時49分ごろ、慶尚南道昌原市(チャンウォンシ)鎮海軍港に入港中だった海軍揚陸艦「香炉峰」の補助機関室(発電機室)で出火した。今回の火災で艦艇にいた乗組員・便乗人員約180人のうち3人が負傷し、海洋医療院に搬送された。負傷者3人のうち1人は右腕・わき腹に1、2度のやけどを負い、2人は呼吸困難を訴えている。
海軍は午後6時10分ごろ、「『香炉峰』が鎮海軍港に入港して停泊した状態で昌原消防本部と協力して鎮火中」とし「患者は3人で、人命被害はない」と明らかにした。昌原消防本部は40人以上の消防署員と消防艇・ポンプ車など装備15台を投入した。
「香炉峰」は全長112メートル、2600トン級の揚陸艦で、多くの兵力と戦車、装甲車、ヘリコプターの搭載が可能だ。自力で移動可能な航続距離は1万2700キロで、遠洋航海もできる。兵力・装備輸送の役割だけでなく、人道的支援と災難救護、上陸作戦訓練などさまざまな任務に投入されてきた。
実際、インドネシア・スマトラ島沖地震後の2005年1月、救護物資や掘削機など復旧装備を積載して釜山(プサン)港からインドネシアのカラン海岸まで5994キロを航海した。
韓国海軍揚陸艦、鎮海入港中に火災…「3人負傷、180人脱出」
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