タイ空軍F-16戦闘機がカンボジアに投下した韓国製誘導爆弾KGGB

タイ王国空軍は、カンボジアへの空爆において、韓国製の精密誘導爆弾「KGGB（Korean GPS-Guided Bomb）」を使用したとされている。このKGGBは、アメリカ製のJDAM-ERに類似した誘導爆弾改造キットであり、使用が事実であれば、公式初の実戦使用を記録。

https://milirepo.jp/thai-air-force-f-16-fighter-jets-drop-korean-made-guided-bombs-kggb-in-cambodia/

KGGBの特徴
精密誘導：GPS/INS（慣性航法装置）誘導システムを使用して精度を向上（米国の輸出承認により軍用gpsを使用）
交差点：滑空翼で最大100kmまでの交差点を提供（JDAM 28km、JDAM-ER 72km）
互換性：F-4、F-5、F-15E、F-16、FA-50、KF-21など、さまざまな戦闘機に統合可能
独立性：高コストの統合を必要とせずに、個々のPDU（パイロットディスプレイ）を介してリモートコントロールが可能
精度：4m〜13m CEP（円形共産誤差）。
生存性：発射後、戦闘機がすぐに基地に帰還でき、パイロットと戦闘機の生存性向上

KGGB運用局と導入動向
大韓民国：大韓民国空軍は約 1,200個のKGGBキット実戦配置
サウジアラビア：サウジアラビア空軍は2018年に150個のキットを購入
タイ：タイ空軍は2022年に20個のKGGBキットを購入