「不正選挙論者」として知られる米リバティー大学のモース・タン教授(韓国名タン・ヒョンミョン)の特別講演をソウル大学が不許可とした。
保守団体「トゥルース・フォーラム」は14日午後5時からソウル大学湖巌教授会館でタン教授の特別講演を開催する予定だったが、大学は12日に会場使用許可を取り消した。
朴槿恵(パク・クンヘ)政権でKBS放送理事長を務めたソウル大学西洋史学科のイ・インホ名誉教授が「歴史フォーラムイベント」として湖巌教授会館の使用を申請したところ、これを知った在学生や卒業生などから抗議が相次いだという。
第1次トランプ政権で米国務省国際刑事司法大使を務めたタン教授は「中国が韓国の不正選挙に介入した」「李在明(イ・ジェミョン)大統領は子供の頃に少年院に入った」などの陰謀論を繰り返し主張してきた。
12日に韓国に入国したタン教授は韓国大統領選挙の公正さをテーマに講演する予定だった。当初タン教授は15日にソウル市主催の「2025北朝鮮人権ソウル・フォーラム」で基調講演を行う予定だったが、抗議の声が相次いだため講演は別の人物が行うことになった。
会場貸与キャンセルの理由についてソウル大学は「外部団体のイベントにより教育や研究などに支障が出ると予想した」と説明したという。
トゥルース・フォーラムは同日フェイスブックで「大学側の妨害により湖巌教授会館の提供が一方的にキャンセルされた」などと反発し、午後7時からソウル大学正門前でタン教授の講演を開催すると発表した。
「中国が韓国の不正選挙に介入」と主張の元米国務省国際刑事司法大使が来韓
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