NY外為市場=ドル急上昇、トランプ氏が日韓などへの関税率を発表
[ニューヨーク 7日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、米ドルが他の主要通貨に対して大幅に上昇した。トランプ米大統領が、日本と韓国を含む複数の国に対する新たな関税を8月1日から発動すると表明したことを受けた。
終盤のニューヨーク外為市場では、米ドルが他の主要通貨に対して大幅に上昇した。トランプ米大統領が、日本と韓国を含む複数の国に対する新たな関税を8月1日から発動すると表明したことを受けた。
トランプ大統領は自身のソーシャルメディアに、日韓両国に宛てた関税に関する書簡を公開した。マレーシア、カザフスタン、ミャンマー、南アフリカ、ラオスの各国首脳にも書簡を送った。
ドルは特に対円での上昇が顕著で、前日比1.09%高の146.130円となった。
スイスフラン に対しても0.38%高の0.798フランとなった。
ジェフリーズのグローバルFX部門責任者ブラッド・ベクテル氏は「一部の通貨には国別の要因ですでに弱含みの傾向があったが、トランプ大統領の関税発表はこれまでとは異なり、ドル以外の通貨に強く影響を与えているのは明らかだ」と述べた。
ユーロ は0.57%下落し、1.172ドルとなった。今年に入り13%以上上昇していたが、足元では値を下げている。
投資家の間では、欧州連合(EU)と米国の交渉が複数回行われているにもかかわらず進展が遅く、期限内に合意できるか懸念が広がっている。
ドル指数は0.517%上昇し97.467と、1週間ぶりの高値を記録した。
英ポンド は0.26%下落し1.362ドル。それでも、2021年10月以来の高水準付近を維持している。
リスク選好と連動しやすいオーストラリアドル とニュージーランドドルは、それぞれ0.79%、0.74%下落。両国では今後2日間に金融政策決定会合が控えている。
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