トランプ米大統領は21日、イランの核施設3カ所を空爆したとSNSに投稿した。イスラエルによるイランへの軍事作戦から距離を置いてきたが、方針を転換して直接的な攻撃に踏み切った。イランをめぐる中東情勢はかつてない重大局面に突入した。
投稿によると、攻撃したのはフォルドゥ、ナタンズ、イスファハンの3カ所。「攻撃は非常に成功し、完了した」としている。すでにすべての米軍機はイランの空域外に出て、「安全に帰還途上にある」という。主要なウラン濃縮施設として知られるフォルドゥについては「爆弾の全搭載量が投下された」としている。「偉大な米国の軍人たちに祝辞を贈る。世界中でこの任務を遂行できる軍隊は他にない。今こそ平和のときだ!」と主張した。
イラン側が何らかの反撃に出るのは必至だ。中東に展開する米軍の拠点が標的になる可能性があり、交戦が拡大するおそれがある。
トランプ政権は、イランの核兵器開発を交渉を通じて阻止しようと、4月12日から5回にわたる協議を重ねてきた。イラン側は核利用は平和目的だと強調し、ウラン濃縮活動の完全な放棄を求める米側の要望には応じなかった。
トランプ大統領、イラン核施設3カ所を攻撃 「成功した」と投稿【第三次世界大戦の始まりか】
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