李大統領 2日間で9カ国・地域と会談=「首脳外交復活・実用外交の第一歩」
【カナナスキス(カナダ西部)聯合ニュース】主要7カ国首脳会議(G7サミット)に出席するためカナダを訪問した韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は18日午後(現地時間)、就任後初となる首脳外交を終え、帰国の途についた。
今月4日に就任してから初めての海外訪問で、李大統領が掲げていた「国益中心の実用外交」が示される場となった。
今回のサミットにはG7加盟国の米国、英国、ドイツ、フランス、イタリア、日本、カナダのほか、オーストラリア、ブラジル、インド、メキシコ、南アフリカ、ウクライナ、韓国の首脳が招待された。
◇韓米首脳会談見送りも韓日会談で成果 「首脳外交の完全復活」
李大統領は今月16日に韓国を発ち、現地時間17日午後(日本時間18日午前)、日本の石破茂首相と就任後初めての首脳会談を行った。また各国の首脳と親交を深め、国際情勢など懸案について意見を交換した。
大統領室は、李大統領の今回の訪問の成果として、韓国の民主主義が回復し、首脳外交が復活したことを国際社会に知らせた点をまず挙げた。また李大統領が掲げる「国益中心の実用外交」が第一歩を踏み出したことにも意味があるとした。
◇多忙な実用外交の初舞台 9カ国・地域と首脳会談
「国益中心の実用外交」を掲げる李大統領の初の首脳外交は多忙を極めた。カナダに滞在した2日間で計9カ国・地域の首脳と会談し、経済など多様な分野の協力強化策について話し合い、国連のグテレス事務総長とも会談した。
今回の日程のハイライトとされる日本の石破首相との会談では、韓日協力の深化および首脳が相互往来する「シャトル外交」の再開、韓米日協力の維持・発展を確認した。
大統領室によると、李大統領はフランスのマクロン大統領をはじめ、首脳会談を行わなかった国の首脳ともあいさつや短い対話を交わしたという。
国連のグテレス事務総長との略式会談では「9月の国連総会で韓国の民主主義回復について話を聞かせてほしい」と提案された。
【外交の天才】李大統領 2日間で9カ国・地域と会談=「首脳外交復活・実用外交の第一歩」
22
ツイートLINEお気に入り
18
4