「わが国の自殺率はなぜこんなに高いのですか?」 李在明大統領が初の閣議で福祉長官に質問

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    • 1名無し2025/06/11(Wed) 20:00:02ID:UwNjQxNDc(1/1)NG報告

       李在明(イ・ジェミョン)大統領は5日、竜山の韓国大統領府で就任後最初の国務会議(閣議に相当)を招集し、その席で保健福祉部(省に相当)の曺圭鴻(チョ・ギュホン)長官に「韓国の自殺率」について質問したという。

       保健福祉部周辺では「意外だ」との反応が相次いでいる。李在明大統領は昨年2月から1年4カ月続いている「議政葛藤」の状況やその解決策について国務会議で最初に質問すると予想されていた。ところが実際は保健福祉部長官への1回目の質問が韓国の自殺率の高さに関するものだった。保健福祉部は近く大統領府社会首席に韓国の自殺率を巡る現状とその原因、政府による対策などについて報告する予定だ。

       韓国の自殺率は人口10万人当たり25.2人で、これは経済協力開発機構(OECD)加盟国平均(11.1人)の2倍以上に相当し、2004年以降今に至るまで1位だ。自殺は韓国の10-30代の死亡原因1位で、40-50代では2位だ。また自害・自殺患者のうち10-20代が占める割合はここ10年で一気に15.4ポイントも上昇している。

       李在明大統領は自叙伝などで「少年工だった10代の時に2回自殺を試みたことがある」と明かしている。李在明大統領は京畿道知事だった時に自らのSNS(交流サイト)で「私たちは死なずに生きていきましょう」と投稿した。

       李在明大統領はこの投稿で「誰も怒りにまかせて自分から死を選択しない。崖っぷちと感じた時、この世の誰も自分を理解してくれないと感じた時、極端な考えが思い浮かんでくる」とした上で「知っている人は知っているが、隠すことでもない。私は13歳の時から偽装就職した工場で事故に遭い障害を持つようになった。また貧困の泥沼も底が見えないほど深かった。生きる理由も見いだせなかった思春期の少年だった」と明かした。李在明大統領は「誰とも知らない子供が睡眠薬を買いたいというので、街の薬局は胃薬を袋いっぱいにくれた。何も知らずに胃薬を大量に飲み込み、ぎこちなく練炭に火を付けた40年前の少年は今も生きている」と書き込んだ。

       李在明大統領はマニフェストの中で、自殺予防を目的に今後5年かけて小中学校の全ての児童生徒を対象に「児童生徒情緒・行動特性検査」を実施し、自殺リスクのある児童生徒に対して専門機関と協力し治療を行う考えを明らかにしている。

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