[ブリュッセル 2日 ロイター] - 欧州連合(EU)は2日、英防衛大手BAEシステムズと、日本航空機産業振興、イタリアの航空宇宙・防衛関連企業レオナルドS.p.Aによる合弁事業を承認したと発表した。英日伊の3カ国が共同開発する次期戦闘機の開発プログラム(グローバル戦闘航空プログラム、GCAP)の主契約者およびリード・システム・インテグレーター(LSI)となる。
欧州連合(EU)は2日、英防衛大手BAEシステムズと、日本航空機産業振興、イタリアの航空宇宙・防衛関連企業レオナルドS.p.Aによる合弁事業を承認したと発表した。4月撮影(2025年 ロイター/Ricardo Moraes)
EUの執行機関である欧州委員会によると、同合弁事業は英日伊政府が使用する第6世代戦闘機を開発し、将来的には他の地域や政府への販売も検討するという。
3社はそれぞれ33.3%の株式を保有する。本社は英国に置き、最高経営責任者(CEO)はイタリア人となる予定。「次期戦闘機はシステム・オブ・システムズだ」開発企業の一角イタリア・レオナルド幹部に聞く日本・イタリア・イギリス3カ国協同開発の行方
https://toyokeizai.net/articles/-/881245?display=b
日本とイギリス、イタリアの3カ国が2035年までの配備開始を目指す次期戦闘機共同開発が、本格軌道に乗っている。2025年5月21~23日に千葉・幕張メッセで開かれた日本最大の防衛装備品の国際展示会「DSEI Japan 2025」では次期戦闘機の10分の1サイズの模型が披露され、来場者の注目を浴びた。
次期戦闘機開発計画は「グローバル戦闘航空プログラム(GCAP)」と呼ばれる。日本航空宇宙工業会と三菱重工業が2024年7月に設立した日本航空機産業振興(JAIEC)が2025年夏、イギリス防衛企業最大手のBAEシステムズとイタリアの防衛企業最大手レオナルドの2社とともに、イギリスでGCAPの共同事業体となる合弁会社を設立する予定だ。
日本だけ防衛最大手の三菱重工ではなく、JAIECが日本代表としてこの合弁会社の設立に関わる理由は、「幅広い国内企業参画による日本一丸体制で臨むため」(JAIEC関係者)という。
GCAPをめぐっては、サウジアラビアがパートナー国として参画することを検討しているほか、インドやオーストラリア、カナダも参加に関心を示しているとされる。
GCAPが国際的な注目を浴びる中、レオナルドの上級指揮技術者兼戦略顧問のエドアルド・デ・サント氏は2025年5月22日、DSEI Japanの会場で筆者の単独インタビューに応じた。同氏はレオナルドのGCAPで指導的立場にある。
同氏は「次期戦闘機はシステム・オブ・システムズ(SoS)だ」と強調し、艦艇や人工衛星、地上局などあらゆるものとネットワーキングを構築すると指摘した。
また、同氏は「政府の要請があれば、サウジとの協業の方法を考える」とし、サウジアラビアの参画にオープンな姿勢を示した。ただし、同国が技術力を向上する必要があるため、即時ではなく数年後の参画を見据えていた。- 4
名無し2025/06/04(Wed) 06:45:42(1/1)
このレスは削除されています
EU、英日伊の次期戦闘機開発の合弁を承認 他国への販売も視野
5
ツイートLINEお気に入り
4
0