アラブ首長国連邦から来たというアミールさん(36)は「あの巨大な電光掲示板を背景に撮りたかった」とし、コリアナ・ホテルの外壁を覆った超大型デジタル屋外広告看板を指差した。この電光掲示板は横22メートル、縦60メートルと、面積(約1300平方メートル)がバスケットボールのコート三つ分とも言われている。アミールさんは「光化門広場のどこからでも電光掲示板が見えた」とし「ニューヨークのタイムズスクエアにも行ってみたが、あれよりもすごい」と興奮気味に語った。
屋外広告は、景気不況で冷え込んでいる広告市場では珍しく成長基調にある。超高画質ディスプレイなど外形的な変化だけではなく、ビッグデータや人工知能など、情報通信技術との融合を通じたデジタル化に成功し、新しい媒体として進化したためだ。ニューヨークのタイムズスクエア、ロンドンのピカデリーサーカス、大阪の道頓堀のようなランドマークを作り上げるとし、韓国政府が「屋外広告物の自由表示区域」を増やしており、デジタル屋外広告の成長に今後も拍車が掛かる見通しだ。
■「プログラマティック技術」との融合で換骨奪胎
屋外広告市場は2017年から年平均で約7%ずつ拡大している。韓国地方財政共済会韓国屋外広告センターが発刊した「2024屋外広告統計」によると、屋外広告の市場規模は2022年に4兆ウォン(約3960億円)を突破し、24年も4兆3017億ウォン(約4260億円)と成長基調を維持していることが予想されている。
デジタル屋外広告は特に好調を維持している。2022年の売上高が1兆2862億ウォン(約1270億円)と、前年比で33.9%増となり、初めて1兆ウォン(約990億円)を突破した。23年には1兆5072億ウォン(約1490億円)と17.2%増え、屋外広告市場全体の成長をけん引している。こうした傾向は世界でも見受けられる。グローバル市場調査機関のスタティスタによると、27年の世界デジタル屋外広告市場は166億ドル(約2兆3400億円)で、20年に比べて2倍にまで拡大する見通しだ
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2025/04/25/2025042580143_2.html
「NYのタイムズスクエアよりもすごい」 外国人観光客も驚くソウル光化門広場の超大型デジタルサイネージ
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