韓国軍を名乗る詐欺、自営業者が悲鳴
韓国で最近、軍部隊を装って飲食店などに大量の予約注文を入れ、連絡を絶って代金を踏み倒す行為が横行している。中には公文書を偽造して信じ込ませる悪質な手口も確認されており、自営業者の間に警戒が広がっている。
自営業者向けコミュニティ「痛いから社長だ」に18日、「また軍部隊を名乗ったノーショー…70人分の被害、続く偽造公文書の使用」と題した投稿が掲載された。
投稿したのは京畿道(キョンギド)の中華料理店経営者。15日に「もち米酢豚10人分とチャーハン70人分を翌日午後3時までに用意してほしい」という注文を受けた。
翌日には「よろしくお願いします」と添えられた軍部隊名義の公文書が届き、当日午後1時半ごろには「飲料70本も追加で用意してほしい」と連絡があり、再び別の文書が送られてきた。最終的な注文額は98万ウォン(約9万8000円)にのぼった。
店側は注文通り全て用意したが、その後、客からの連絡は完全に途絶えた。経営者は「家族総出で電話をかけ続け、やっと1回つながったが、相手は意味不明なことを言って電話を切った」と話す。あとで公文書は偽造とわかった。
同じ日、京畿道始興(シフン)で鶏カルビ店を営む別の店主も同様の被害を受けたと投稿した。
「軍部隊から味付け鶏カルビ40人分の注文を受け、公文書付きのSMSが届いた。飲料も追加されて2回目の文書が来たが、取りに来ない」というのだ。店主は「直接部隊に電話すると、同じ問い合わせが何件もあると言われた」と、注意を呼びかけた。
NEWSIS/
ニセの軍公文書で大量注文→チャーハン70人分踏み倒す…
7
ツイートLINEお気に入り
6
0