米国は信頼を失う…「毒」となったトランプ関税

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    • 1名無し2025/04/12(Sat) 14:52:41ID:k2ODE5NDQ(1/1)NG報告

      経済専門家らは経済規模のために「米国がくしゃみをすると韓国が風邪をひく」という。実際、米株式市場が急騰・急落すれば、韓国株式市場はさらに大幅に動いたりする。ところが米株式市場が急騰した翌日の10日、KOSPI(韓国総合株価指数)やコスダック指数はそれぞれ6.60%、5.97%の上昇にとどまった。米国の上昇幅の半分ほどだ。また米株式市場が急落した翌日の11日にはKOSPIは0.50%下落し、コスダック指数はむしろ2.02%上昇した。これはいつ変わるか分からないトランプ大統領の言葉に米国の投資家がどれほど不安を感じているかを傍証する。

      安全資産と見なされてきた米債券の利回りや米ドルの価値を見ると、こうした動きはさらに目立つ。投資家が米国債を売り始め、国債の価格は急落(利回りは上昇)した。11日午前3時(現地時間)、米10年国債の利回りは4.421%となった。相互関税発効直後の9日午前に4.5%台まで上がった米10年国債の利回りは、トランプ大統領が中国を除いた国に相互関税を90日猶予すると発表すると4.2%に下がり、安定を取り戻すかと思われた。しかしすぐにまた上昇した。特に30年国債の利回りは3日間で約50bp(1bp=0.01%ポイント)急騰した。ウォールストリートジャーナル(WSJ)は1982年以降で最も速い上昇ペースだと伝えた。債券の利回りが急騰したというのは債券の価格が急落したということだ。

      ドル安も進んでいる。11日午前(現地時間)、主要6カ国通貨に対する価値を示すドルインデックスは99.7まで下落した。その後100.3水準に上がったものの、ドルインデックスが100を下回ったのは2023年7月以降初めてだ。今年1月13日には110線を超えていたが、トランプ政権が関税戦争を始めてからドル安が加速した。11日のソウル外国為替市場で韓国ウォンは前日比6.5ウォン値上がりした1ドル=1449.9ウォンで取引を終えた。

      ドルとともに基軸通貨に挙げられるユーロ・日本円は対ドルで大幅に値上がりした。日本円の場合、この日1ドル=143円台で取引が終わった。2日前の9日は1ドル=148円だったが、急激に円高ドル安が進んだ。米国の関税の余波で米国に対する信頼が揺れ、安全資産のドルに対する需要が日本円やユーロに移る動きを見せている。

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