日本の国旗を振りながら慰安婦被害者を侮辱する発言をした男性に対し、暴言を浴びせ、その現場映像をYouTubeに投稿した韓国メディア『ソウルの声』のペク・ウンジョン代表に対し、懲役1年が求刑された。
ペク代表側は事件の事実関係は概ね認めながらも、「報復や脅迫の意図はなかった」として容疑を否認した。
3月13日、法曹界によると、検察は、ソウル南部地裁・刑事合議11部(チャン・チャン部長判事)の審理で行われたペク代表の特定犯罪加重処罰法違反(報復脅迫など)に関する初公判兼結審公判で、懲役1年を求刑した。
検察によると、ペク代表は2023年4月8日、ソウル龍山(ヨンサン)区の戦争記念館前で日章旗を振っていた男性A氏に対し、「チョッ××」などの暴言を浴びせた。当時、A氏が「慰安婦は売春婦だ」「強制徴用はなかった」といった発言を繰り返したことに激怒し、暴言を発しながら後を追ったという。
ペク代表は事件当時の現場映像や、その後の状況を撮影した動画を『ソウルの声』のYouTubeチャンネルに投稿。これらの動画には、A氏に訴えられたペク代表が警察との通話で「殴り殺 してやるから、あいつの住所を教えろ」と発言する場面も含まれていた。
この日、検察は「被告人(ペク代表)は2023年4月、戦争記念館の横で日章旗を振っていた被害者に暴言を浴びせた」とし、「その後、侮辱罪で告訴された被告人は、警察の取り調べを受ける過程で『被害者の住所を教えろ』と発言した。これは自身の刑事事件の捜査に関連し、報復の目的で被害者を脅迫したものだ」と指摘した。
一方、ペク代表側は、事実関係は認めつつも、「暴言を吐いたのは日章旗を振りながら『独島は韓国の領土ではない』と発言し、慰安婦を侮辱するなど、国民の常識に反する行為を見過ごすことができなかったためであり、報復や脅迫の意図はなかった」と反論した。
日本国旗を振りながら「慰安婦は売春婦」と発言した男に暴言浴びせた韓国メディアの代表懲役1年
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