日本が半導体復活に向け猛追撃に出た。世界の半導体市場で覇権を取り戻すためだ。
1980~90年代だけでも世界の半導体市場を牽引していた日本は急速に追い上げてきた韓国と台湾に遅れをとった。日本政府が失われた「半導体30年」を取り戻すために全面的な支援を注いでいる会社がまさにラピダスだ。
中国に2年で半導体技術に追いつかれた状況でも研究開発人材に対する週52時間労働制例外適用案が盛り込まれた半導体法すら失敗に終わった韓国とは対照的だ。
わずか3年前でも日本では「2ナノは無理」という懐疑的な見方が支配的だった。日本の半導体技術は汎用級の40ナノ水準で韓国と中国に遅れをとった状態だったためだった。
日本は技術格差を埋めるため海外に目を向けた。2022年5月に当時の岸田文雄首相がバイデン米大統領と次世代半導体開発協力に合意し、ラピダスはIBMと技術提携の道を開いた。会社設立直後にラピダスは米IBMに研究陣を大挙派遣し、2ナノ技術研究に入った。急速に成長しているAI市場を狙った歩みだった。
技術陣復帰とともに今年4月のパイロットライン稼動を控え本格的に装備が搬入されると市場はラピダスの速いスピードに驚きを示した。ラピダスは「爆発的なAI需要が起きる中で最先端技術によりエネルギー問題を解決し圧倒的に高まっている情報処理需要に対応していくだろう」と説明した。
大規模にウエハーを加工するサムスン電子などとは違い、1回に1枚のウエハーだけ精密に制御するシングルウエハー加工方式を通じてAI時代に合わせた高性能低電力チップをオーダーメード型生産で多品種少量生産するという計画も紹介した。ソフトバンクが米国で推進する大型AIインフラ投資プロジェクトであるスターゲートだけでなく、さまざまなAIスタートアップにも早く適用できるという説明も加えた。大型顧客を先取りした競合会社とは違い隙間市場を「速度」で攻略するという計算だ。これに対し半導体業界関係者は「半導体素材と装備分野で長所を持つ日本の特性をすべて動員し速度戦をするということ。日本の半導体復興への自信を表出したとみる」と分析した。
https://japanese.joins.com/JArticle/330326?servcode=A00§code=A00
日本の8社がひとつになって「半導体復活」…日本政府は「全面支援法」作った
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