大規模な弾劾反対デモは毎週末、ソウルで主に行われてきたが、先月26日に尹大統領が勾留状態で起訴された後、釜山に広がったものだ。地方でこのように大規模な弾劾反対デモが開かれたのは初めてだ。
釜山地下鉄を運営する釜山交通公社は同日午後、釜山駅に地下鉄を停車させない通過措置を取った。釜山交通公社側は「地下鉄駅の中に人があまりにも多く集まり、事故の危険性が高かった」と説明している。広場近くのコンビニエンスストアでは傘とレインコートが売り切れとなった。
主催者側は「雨がたくさん降って心配したが、参加者がどんどん集まってきて驚いた。デモ参加者は10万人はいたと推定している」と語った。
参加者たちは太極旗(韓国国旗)と星条旗(米国国旗)を振りながら、「尹錫悦大統領弾劾反対」「大統領を釈放せよ」などのシュプレヒコールを上げた。「戒厳合法 弾劾無効」「極左判事 一体どういうことなんだ」「李在明(イ・ジェミョン=最大野党・共に民主党代表)拘束」と書いたプラカードも見えた。
主催者側は「参加者の3人に1人が20-30代だった。これまで政治に無関心だった20-30代も振り返ってくれた」と言った。
デモ参加者たちは1988年ソウル・オリンピックの主題歌『ハンド・イン・ハンド』を一緒に歌った。チョン・ハンギル氏が「今の大韓民国を作った父・母・祖父・祖母に感謝のあいさつをしよう」と言うと、20-30代の参加者たちが全員、一斉に「ありがとうございます」と大声で叫んだ。
この日、釜山だけでなく大邱市、仁川市、江原特別自治道春川市など約10カ所でも弾劾反対デモが開かれた。セーブ・コリア側では、今月8日に済州特別自治道、全羅南道順天市などでもデモを開くとしている。
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2025/02/03/2025020380054_2.html
「釜山駅にこんなに大勢の人が集まったのは初めて見た」 尹大統領弾劾反対デモ、韓国全土に拡大
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