来年の韓国経済の成長率が1%台にとどまるとの国際機関の分析が発表された。
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ASEAN(東南アジア諸国連合)+3地域(日中韓)経済のサーベイランス・分析を行うマクロ経済調査機構AMROが発表した2024年の韓国年次協議の結果によると、2025年の韓国の実質国内総生産(GDP)は1.9%増加すると予想された。
AMROはASEAN+3域内の金融安全網である多国間通貨スワップ「チェンマイ・イニシアティブ多国間化(CMIM)」を支援する国際機関だ。
今回の報告書は、11月14日から29日にかけてAMROの年次協議団が韓国を訪問し、企画財政部、韓国銀行、金融委員会、韓国開発研究院(KDI)など政府機関や関連団体との協議を基に作成された。
AMROは、世界経済環境、特にアメリカの貿易政策による不確実性の増加が韓国の成長鈍化の原因になると診断した。また、中東紛争の激化によるエネルギー価格の上昇、気象異常による農業生産量の低下、ヨーロッパや中国の成長鈍化による世界的な需要縮小もリスク要因として指摘された。
これに対する対応策として、△金融政策の緩和の程度を調整、△非銀行金融機関のリスク管理の強化、△マクロな健全性措置の精密な調整などを勧告した。さらに、パンデミック後に縮小した財政余力を考慮し、GDP比債務比率を安定させるための中期財政統合プログラムを慎重に進めるべきだと強調した。
今年の韓国経済の成長率は2.2%と予測された。AMROは「短期的には半導体市場の低迷や対外需要の弱まり、特にアメリカの保護主義政策の強化が予想され、輸出の勢いが鈍化する一方で、国内需要は回復傾向を示すだろう」とし、「半導体サイクルの下降局面やアメリカの関税引き上げの可能性を考慮すると、輸出の勢いは鈍化する見通しだ」と分析した。
https://news.livedoor.com/article/detail/27710661/
来年の韓国経済の成長率は1%台にとどまる…
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