NHN(181710)が台湾とドイツでウェブトゥーンサービスを折ることに決めた。最近カカオ(035720)系列会社も年内インドネシアとヨーロッパでの事業撤収を決定するなど収益性の低い地域の事業を放棄する代わりに火力を北米と日本に集中する姿だ。情報技術(IT)企業が費用効率化に集中している中で、お金となる市場を攻略する「選択と集中」に出たと分析される。
NHNだけでなくカカオ系列会社も最近、ヨーロッパと東南アジア地域で事業撤収を決定した。カカオピッコマの総合デジタル漫画プラットフォーム「ピッコマ」は、先に欧州法人清算を決定し、9月のサービス終了のニュースを知らせた。同時にカカオエンターテインメントは年内インドネシアウェブトゥーン事業を撤収し、来年中に台湾ウェブトゥーン事業も終了することが分かった。この他にもネイバーウェブトゥーンも2022年設立計画を明らかにした欧州法人設立を暫定的に中断した状況だ。
一方、日本と米国は手に挙げられるコンテンツ強国であるうえ、経済規模も裏付けられるため、国内のウェブトゥーン企業が目を開けるしかない。韓国著作権委員会によると、昨年基準の日本漫画市場規模は約6937億円(約6兆2987億ウォン)で、国内に比べて3倍に達する。特に最近日本でもコンテンツのデジタル転換が急速に行われ、ウェブトゥーンプラットフォームを利用する読者が増えており、国内ウェブトゥーン企業が掛ける期待が大きい状況だ。北米ウェブトゥーン市場も急成長している。グローバル市場調査機関のQYリサーチによると、北米ウェブトゥーン市場規模は昨年5億7841万ドル(約8063億ウォン)から2030年には21億3004万ドル(約2兆9692億ウォン)まで大きくなると見込まれる。
NHN関係者は「ウェブトゥーン事業でグローバルレベルの収益性を改善し、持続可能な事業基盤を拭くために台湾サービス終了を決定することになった」とし「今後、日本、北米、フランスなど検証された市場に力量を集中して事業競争力を強化していくだろう」と話した。カカオエンターテイメントも「世界最大のエンターテイメント市場である日本と北米で力量と財源を集中するだろう」と強調した。
https://n.news.naver.com/article/011/0004412112
NHN、台湾・ドイツウェブトゥーン事業撤収… 「美・日核市場集中」
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