金正恩氏の肖像画が、中央党(朝鮮労働党中央委員会)幹部学校の教室に掲げられているのを労働新聞で見たという平安北道の情報筋は、周囲の人々の冷淡な反応をこう伝えた。
「肖像画を始めて見た人は『やっと出たか』ということを表情に浮かべるだけで、その後は振り返って見ようとすらしない」
かつて肖像画は、手入れを怠ったら激しく批判されるものだったが、今では誰も気に留めないようだ。
同じく労働新聞を見て、金正恩氏の肖像画が新登場したことを知った平安南道の情報筋も、「誰も興味を持っていない」と冷たく切り捨てた。
「今後、各道や市、郡の朝鮮労働党委員会、工場、企業所、そして家庭にも(金正恩氏の)肖像画が掲げられるだろうが、だからといって忠誠心が増すのか」
肖像画をありがたく思っていたのは、誰もが明日の食べ物を心配せずに生きられた、配給制度がそれなりに機能していた1980年代までのことだろう。
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/af145cb2ae098eeced8ad62e280ebdb6ddfc0f49
「ホコリまみれで放置」金正恩の肖像画登場にシラける国民
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