https://s.japanese.joins.com/JArticle/318461
https://s.japanese.joins.com/JArticle/318462
オーストラリア・英国・米国のAUKUS(オーカス)安全保障パートナーシップ、すなわち軍事同盟が2021年9月に発足して今年で3年目だ。先月、AUKUS元年メンバーの3カ国の国防相が意味深長な共同声明を発表した。今回の声明で3カ国安保協力を従来の軍事協力だけでなく技術協力分野に拡大すると宣言した。すなわち、軍事協力分野の第1の柱(Pillar1)は従来のAUKUS加盟3カ国に限定するとしても、技術協力分野の第2の柱(Pillar2)には韓国・日本・カナダ・ニュージーランドなどを含めることを検討するということだ。
続いて米ワシントンで開催された米日首脳会談で米国は日本がAUKUSのPillar2に加わることを勧告し、日本はこれに前向きな反応を示した。AUKUSのPillar2は量子コンピューティング、サイバー安全保障、極超音速など先端技術分野の協力に焦点が置かれている。
米国はその間、中国を相手に先端技術分野で厳しい競争をしてきたが、今後は独自の力で対応するよりも西側諸国と連帯しようとしている。中国に技術が移転しないよう遮断し、同盟国と協業することで技術発展の速度を高めようという布石だ。
米国のこうした意図に中国は反発し、特に日本がAUKUSのPillar2に加わろうとする動きを批判した。最近オーストラリアのメルボルンで開催された韓豪2プラス2(外交・国防長官)会議で、オーストラリアが韓国にもAUKUSのPillar2に加わるよう勧誘したという報道があった。これに韓国側が前向きに反応しただけに、この際、AUKUS加盟の得失を問いただしてみる必要が生じた。
(中略)
このような脈絡で韓国は韓米日3カ国安保協力により一層積極的に取り組んで、韓国中心の多国間安保協力体を構成することも考慮する必要がある。今回オーストラリアが勧誘したAUKUS Pillar2への参加も検討することを望む。特定国が不満を表出するかもしれないが、オーストラリアが韓国に手を差し述べたのは我々にとって機会だ。
李伯純(イ・ベクスン)/元駐豪韓国大使
【時論】オーストラリアのAUKUS参加提案は韓国に機会だ(1)
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