ソウル市聖水洞(ソンスドン)の飲食店街の風景が変わりつつある。店舗運営の効率性を高めるためにロボットを導入する店が増えているからだ。
聖水洞はロボット関連のスタートアップ企業が多い地域で、これらが周辺の飲食店街のデジタル転換を加速させている。このような現象は、ロボット業界を越えて「フードテック」と流通業界の関心を集めている。
手作りバーガー専門店「バスバーガー聖水店」では、パティを焼くロボットが従業員と一緒に仕事をする。従業員がパティをロボットに乗せるだけで、その後の調理はロボットが全て処理する。店は、配達や注文を効率的に処理するため、厨房自動化ロボットを導入した。
ソウルの森ICT知識産業センター1階にある「カフェラット102」は、自動運転ロボットスタートアップ「ベアロボティクス」と協力し、館内配送サービスを開始した。
知識産業センター内の事務所でアプリから飲み物を注文すると、配送ロボットが配達する。店の従業員がコーヒーをロボットに入れ、階数を入力すると、ロボットが自らエレベーターに乗り込み、ドアの前まで飲み物を配達する。
サービスロボット業者「ロブロス」は今年1月、聖水洞にロボットカフェ「BETTERTHANYOURS」をオープンした。客がデザートメニューを注文すると、ロボット2台が役割分担して飲み物を作る。領収書に印刷されたQRコードをピックアップ台でスキャンすると、客は注文したメニューを持って行くことができる。
ロブロスは聖水洞を中心に「BETTERTHANYOURS」の店舗を追加でオープンし、サービスロボットを増やしていく方針だ。
ソウル・聖水洞の飲食店街が「ロボットの聖地」に
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