少子高齢化が進む韓国 立ち上がった老兵たち

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    • 1名無し2023/11/11(Sat) 13:54:03ID:k3MjEzMDY(1/1)NG報告

      有事に韓国軍で服務できるよう、体験入隊を目的とした訓練だったが、参加した19人の平均年齢は60代半ば。最年少は58歳で、最高齢は75歳。58歳と59歳の女性2人も含まれていた。この訓練は、極端な少子高齢化に苦しむ韓国の世相を映し出していた。

      大半がソウル首都圏の居住者。日本に比べ、年金などの高齢者福祉制度が十分ではないため、それぞれが手に職を持っていた。58歳の女性は清掃業、最高齢の75歳の男性はタクシー運転手だ。働いていることもあり、動作は機敏だった。M16自動小銃と同じ型のレーザー銃を使って約2メートル離れたスクリーンに映し出される動く標的を狙う訓練では、次々に標的に命中させた。2組に分かれ、やはりレーザー銃と受光装置を使って行われた市街地戦闘もこなした。訓練場を管理する韓国軍関係者が「(軍への服務終了後8年間にかけて登録される)予備軍兵士と遜色ない」と驚くほどだったという。

      韓国の独立法人「シニア・アーミー」が企画した。この団体は、少子高齢化時代のなか、高齢者も国家安保に貢献すべきだという考えのもと、2023年6月に結成された。団体関係者は「韓国軍の兵力は現在50万人だが。2040年には30万人程度になる。韓国軍も科学化や先端化を進めているが、130万人とも言われる北朝鮮軍との格差は大きい」と語る。韓国では、1人の女性が産む子どもの数を示す合計特殊出生率(2022年、暫定値)が0.78人になり、1970年以降の過去最低値を更新した。経済協力開発機構(OECD)加盟38カ国で最下位の数値だ。1970年には100万人を超えていた出生数が、2022年は24万9千人にまで減った。

      「シニア・アーミー」には誰でも加入できるが、特に中心メンバーの50歳から75歳までの男女が、有事に志願兵として加わることを目指している。同団体によれば、今年6月にこの年代の男女を対象にした電話調査の結果、事前登録を呼びかける運動に賛成する人が61.4%いた。また、57.3%が、有事に高齢者も志願兵として服務すべきだと回答したという。3日の訓練に参加した19人も口々に、「人口急減時代の今、私たちも国に貢献したい」と語っていたという。

      https://news.yahoo.co.jp/articles/861514d2d33b294b906806a64bcdcabc078ba158

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