韓国の人工サーフィン場で最近、日本の少年が旭日旗の描かれたサーフボードに乗り、韓国側から抗議を受けるという出来事があった。これを誠信(ソンシン)女子大学のソ・ギョンドク教授が自身のフェイスブックに掲載し、広く拡散させた。ただ、韓国の一部では「韓国を訪れた幼い観光客に対する過度な反応」という批判も出ている。その代表が観光業界だ。
◇「観光業界にとって望ましくない」
一方、外国人観光客の誘致に力を入れている観光業界からは懸念の声が聞こえている。今年に入って毎月50万人余りの韓国人観光客が日本を旅行し、日本からの訪韓観光客も増加している。訪韓観光客数で現在1位の日本人観光客を相手に「旭日旗」問題などが繰り返されるのは両国の観光交流には全く役立たないと指摘されている。
ある自治体の観光関係者は「ムン・ジェイン(文在寅)前政権の時、反日不買運動で両国関係が凍りつき、着実に増えていた両国の地方航空路線も停止し、事実上観光客が途絶えた。その状態で新型コロナが発生し、観光業界は大きな打撃を受けた。日本市場は最も大きな市場であり、訪韓観光客が増えている状況なのに、子どもを相手にこんな問題が起きたことについては心配せざるを得ない」と打ち明けた。
ある大学教授も「『旭日旗は戦犯旗だから使ってはならない』という主張は、ソ・ギョンドク教授ら一部の無理な主張に過ぎず、それ以前は国内でも大きく問題視したことはなく、国際社会で認められた主張でもない。太平洋戦争で日本軍と戦って数十万人の死傷者を出した米軍も、日本駐留部隊で旭日旗を模した部隊マークを使っており、旭日旗に対する反感が全くない」と説明している。
ある旅行会社トップも「旭日旗に書かれた昇る太陽は、日本文化で豊かさの象徴などとしてよく使われているが、そのような模様を見るたびに韓国人が『その服を脱げ』『その品を捨てろ』とは言えない。旭日旗論議が続くのは観光業界にとって望ましくない」と懸念を示した。
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「旭日旗」に目くじら立てる韓国教授に韓国観光業界「日本は大きな市場」「扇動は役に立たない」
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