2023年4月22日、韓国・朝鮮日報は、韓国で今、Z世代を中心に日本文化ブーム「J-Wave2.0」が起きていると伝えた。
記事によると、19年に始まったノージャパン(日本製品不買)運動は今や下火になり、街にはJ-POPが流れ、日本の劇場用アニメが映画ボックスオフィス(チケット売り上げ)1位になっている。また、今最も人気のある酒はサントリーのウイスキーを使ったハイボール。女性には姫カット、男性は全盛期の木村拓哉のようなファッションが人気で、日本に関連する動画が人気を集め、日本への旅行者も多いという。
記事は「こうした大衆文化ブームは音楽から始まっている」とし、「現在の韓国内でのJ-POP人気は、TikTokから始まっている」と指摘している。若い世代はTikTokで音楽に触れ、YouTubeで動画を探す。imase、あいみょん、優里、米津玄師などが人気だという。今月13日にはソウル市内でimaseのショーケースが行われ、約500人のファンが集まった。2022年のリリース曲「NIGHT DANCER」は、日本人歌手として初めて、配信サイト「Melon」の総合チャート17位にランクインしたという。
韓国では1990年代末~2000年代半ばにもJ-POPブームがあった。当時の若者は日本の漫画とアニメで日本語を覚え、非正規のルートでX-JapanなどのCDを購入していた。政府が日本大衆文化の輸入を認めてからは、日本のアイドル文化が流入した。男性は木村拓哉、女性は安室奈美恵のファッションをまねた時代があったが、「ジャニーズ事務所の衰退とともにJ-POPが勢いを失うとK-POPが発展し、YouTubeを基盤に世界に広がった」と記事は説明している。
一方、今のJ-POP市場はアイドルからシンガーソングライターへと移行。韓国で人気のあるJ-POPも、今はほとんどがシンガーソングライターだという。かつてのJ-POP歌手は海外進出をせずSNSも活用しない「ガラパゴス」だったが、今は正反対の状況となっている。TikTokやYouTubeを積極的に使い、海外進出を狙っている。
https://www.recordchina.co.jp/b913057-s39-c30-d0195.html
ハイボールを飲み、J-POPを聴き、日本旅行へ…韓国のZ世代に日本文化ブーム
90
レス投稿
画像をタップで並べ替え / 『×』で選択解除