バイデン米大統領までが預金の全額保障を叫び、シリコンバレー銀行(SVB)の経営破たん後の悪影響の遮断に乗り出したが、地域の中小型銀行を中心に連鎖破たんのリスクが高まっている。米中小型銀行の株価が60%以上暴落するなど、13日と14日の2日間、グローバル金融株の時価総額が607兆ウォン蒸発した。米国発の金融リスクの懸念で、総合株価指数(コスピ)は2.56%急落した。
13日(現地時間)、バイデン大統領は、ニューヨーク証券市場の取引開始直前に生放送での演説を通じて、「米国の銀行システムは安全だ」と強調したが、投資家の恐怖を静めることはできなかった。同日、米サンフランシスコの基盤銀行のファーストリパブリックとアリゾナ地域のウェスタンアライアンスの株価は、それぞれ61.8%と7.06%暴落した。取引開始直後から、地方の中小型銀行株の急激な株価下落で、午前に銀行株12ヶ所の取引が一時中断されたりもした。
前日、米連邦準備制度(FRB)は、担保物さえあれば1年間事実上無制限に流動性を支援すると明らかにしたが、3日間で、歴史的な米銀行2ヶ所が廃業した衝撃が消えなかったのだ。
14日に取引を開始したアジア証券市場でも、金融会社を巡る危機感が広がった。特に、コスピは前日より2.56%下落した2348.97で取引を終え、アジア証券市場の中で最も大きな下げ幅を記録した。昨年9月2日(マイナス3.02%)以来最大となる。投資心理が萎縮した外国人が、有価証券市場だけで約6400億ウォン分の株式を投げた。コスダック指数は、前日より3.91%暴落した758.05で取引を終えた。13日と14日の2日間、グローバル金融株の株価損失は4650億ドル(約607兆ウォン)に急増した。
銀行をはじめとする金融会社に対する市場の懸念は、SVB事態で安全資産と考えていた債券の潜在的リスクが現実化したためだ。米連邦預金保険公社(FDIC)によると、昨年末の基準金利の引き上げ期の国債などの債券価格の急落で、実現しなかった帳簿上の損失は6200億ドル(約810兆ウォン)に上る。
https://www.donga.com/jp/home/article/all/20230315/4021087/1
米銀行連鎖破たんの恐怖、2日間で607兆ウォン蒸発
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