9日午前1時28分、韓国仁川市江華郡(インチョンシ・カンファグン)の海域でマグニチュード(M)3.7の地震が発生した。今回の地震で首都圏全域に緊急災難ショートメッセージサービス(SMS)が発信されて、「壁が揺れた」など地震を感じたという通報だけで104件が寄せられた。
9日、韓国気象庁によると、この日午前1時28分、仁川江華郡の西25キロの海域でM3.7の地震が発生した。震源の深さは19キロメートルであることが確認された。江華郡喬桐(キョドン)観測所(GDS5)で約4秒後に地震が観測され、最初の観測から9秒後に地震速報が発表された。緊急災難SMSは地震速報の推定規模と位置をベースに震央半径80キロメートル内に含まれる仁川、京畿(キョンギ)、ソウルなど首都圏全域に出された。その後、M1.2の余震が1回発生した。
気象庁は当初地震波のうち速度が相対的に速いP波に基づいて地震の規模を4.0と推定した。だが、その後追加の分析を経て規模を3.7に修正して発表した。
◇「SMS来てすぐに地震感じた」…有感通報相次ぐ
今回の地震は陸地から25キロメートル離れた比較的近海で発生した。ソウルでも揺れが感じられるほど首都圏地域に影響を及ぼした。気象庁は午前3時を基準としてソウル33件、仁川25件、京畿45件、江原(カンウォン)1件など合計104件の有感通報の届出があったと明らかにした。実際にオンライン上では「SMSが来てすぐに地震を感じた」「壁が揺れた」など、災難SMSを受け取ると同時に揺れを感じたという書き込みが相次いだ。
今回の地震は気象庁が地震観測を始めた1978年以降、韓半島で発生した地震の規模基準として81位に該当する。だが、震央周辺50キロメートル以内に範囲を狭めれば観測以来最も強力な地震だった。この地域ではM3.0を越える地震も今回の地震を含めて5回しかなかった。過去に白リョン島(ペクリョンド)や延坪島(ヨンピョンド)など仁川遠海でM4.0以上の強力な地震が発生したことはあるが、仁川から近い海域でM3.7の地震が発生したのは珍しい。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d48cb05827347e5b5b2e642e2b4bd7d3c623c0bf
「壁が揺れた」通報だけで104件…真夜中の首都圏を起こした「江華地震」=韓国
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