96.6%。現在の造船業界で生産職の人材が不足していると答えた企業の割合だ。最近韓国の造船業界は類例がない好況にも船を建造する人材が不足し地団駄を踏んでいる。求人難が続くと韓国政府は外国人人材の造船所勤務要件を緩和する対策を出したが、これさえもあちこちで穴があいている。現場では「長期間続いた不況で熟練者が流出し、すでに人材プールがすべて崩壊した状況」と口をそろえた。
造船産業だけでなく今後の韓国経済を率いていく半導体、未来自動車業種の企業の半分ほどが人材不足を訴えているというアンケート調査結果が出た。
韓国経営者総協会が実施した「未来新主力産業(半導体、未来自動車、造船、バイオヘルス)の人材需給状況体感調査」(回答企業415社)によると、造船業界事業者の52.2%が現在人材が不足していると答えた。次いで半導体が45.0%、未来自動車が43.0%、バイオヘルスが29.0%の順で働き手がいないと答えた。
これら企業は共通して現場の生産職人材が足りないと口をそろえた。特に造船業の場合、生産職人材が足りないと答えた割合は全体の96.6%に達した。未来自動車も95.4%でやはり絶対多数の企業が生産職の人材が不足している状態だと答え、半導体(64.5%)とバイオヘルス(55.2%)業界も半分以上が生産職の労働力難に苦しめられていると明らかにした。
造船(46.7%)と半導体(38.3%)企業は人材不足の理由として、頻繁な離職・退職を挙げた。バイオヘルス(55.2%)、未来自動車(44.2%)企業は該当分野の経歴職志願者不足で労働力難を体験していると答えた。特に造船業界では現場仕事そのものを敬遠する雰囲気を労働力難の原因のひとつに挙げたりもした。
生産職以外の核心職務(▽研究開発・設計・デザイン▽品質管理・整備▽販売・購入・営業)の5年後の人材需給見通しに対しては「現時点で判断できない」という回答が最も多かった。これは世界市場の環境変化速度が予測しにくいほど速く、多くの企業が未来の市場状況に対する不確実性から人材需給計画を立てられなかったためと推定される。
https://japanese.joins.com/JArticle/297521?servcode=300§code=320
「働き手がいない」…造船・半導体・未来自動車企業の半数が労働力難
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